保険会社の事情1
保険ってたくさんありすぎて…
今日は簡単な分類のお話をしたいと思います。
保険は人にかける保険と、物にかける保険にざっくり分かれます。
生命保険と損害保険です。
保険では分野という考え方がありまして
第1分野 死亡保険(いちばん儲かるタイプ)
第2分野 損害保険(払わなければ儲かるタイプ)
第3分野 医療保険、ガン保険(お客さんが入りたい=顕在ニーズがあるもの)
があります。昔からこの構図だったのですが、1996年の法律の改正。2001年の銀行販売開始から最近さらに雲ゆきが怪しくなってきているのです。
ひとつめは第2分野の損害保険に【新種】なるものの種類が増え、ありとあらゆる物に保険をかけられるようになったこと。
不思議なことに、人にかける保険である【傷害保険】もここに入ります。分かりづらいですよね。
ふたつめは1996年に保険業法の改定により損害保険会社が生命保険の販売に乗り出し、保険代理店が拡大したことです。
生命保険会社も損害保険を扱えるという相互乗り入れです。
この2つが分野分けされていた保険を最初に分かりにくくしてしまいました。
もともと生命保険と損害保険は性質が違うもので、取り扱う人種も違います。
生命保険は【支払うための保険】
損害保険は【よっぽどじゃないと払わない保険】
目指している目的が違います。
生命保険は支払っても利益を確保する計算をして保険料を【算数の天才アクチュアリー】が計算しています。
損害保険も保険数理で計算されていますが薄利多売の世界。
独り占めしてないで生命保険売らせろっていうことです。
生命保険は儲かる!と気づいちゃったのです。
そして今、めちゃめちゃな構図になってしまいました。すべての保険や保険会社を把握するのは仕事でなければ無理です。
ですが、ポイントと仕組みを押さえたら
自分のための最良の選択ができるようになります。
今回は3つの保険の分野のお話と
生命保険が儲かるから損害保険会社が首を突っ込んできたというお話をさせていただきました。
次回は保険会社の事情2
トップダウンのお話をしたいと思います。
経営陣から外交員に降りてくるまでの伝言ゲームはどこで誰が間違えてるのか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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