大体世の中ではこのように理解されているようである。
更にウェルビーイング学会会長であり、ウェルビーイングの領域で有名な慶応大学大学院SDMの前野教授は、
①狭い意味での心身の健康だけでなく、
②心の豊かな状態である幸福と、
③社会の良好な状態をつくる福祉を合わせた
心と体と社会のよい状態がウェルビーイング[1]であると定義している。
一方、公益財団法人Wellbeing for Planet Earthの代表理事で、こちらもウェルビーイングの領域で有名な石川博士は、
「朝ワクワクして目覚め、夢中で過ごして、夜満ち足りて眠る」(短期視点)
「過去を振り返ったときに良かったなと思えて、この先の未来を見据えたときに楽しそうだなと思える」(中長期視点)
というのが、社会学者が考えるウェルビーイング[2]だと述べている。
これらを読んで、自分として一番しっくりきたのが、石川博士の定義である。
私自身、経済的自立を世に広める活動をしているが、経済的自立を実現してどういう生活を送ってほしいかということとして、以下を述べている。
自分が世の中の人に実現してほしいと思うものは、ウェルビーイングそのものであるということがよく分かった。
そしてそのウェルビーイングの向上を阻害しているのは、お金の問題であるという確信がある。
世のウェルビーイングの総量を増やすために引き続き、全力を尽くします!
[1] ウェルビーイング,前野隆司・前野マドカ,日経BP,2022年
[2] むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました,石川善樹・吉田尚記,KADOKAWA,2022年