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ウェルビーイングとは何か?
ウェルビーイング(Well-being)とは、心身と社会的な健康を意味する概念です。
「Well(よい)」と「Being(状態)」が組み合わさった言葉で、「よく在る」「よく居る」状態、心身ともに満たされた状態を表します。
厚生労働省では、「個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念」と定義しています。
ウェルビーイングは、瞬間的な幸せを表す英語「Happiness」とは異なり、「持続的な」幸せを意味します。
世界保健機関(WHO)では、ウェルビーイングのことを「個人や社会のよい状態」と紹介しています。健康と同じように日常生活の一要素であり、社会的、経済的、環境的な状況によって決定されます。
ウェルビーイングが向上することで、従業員の働く意欲や生産性が向上することが分かってきています。
大体世の中ではこのように理解されているようである。
更にウェルビーイング学会会長であり、ウェルビーイングの領域で有名な慶応大学大学院SDMの前野教授は、
①狭い意味での心身の健康だけでなく、
②心の豊かな状態である幸福と、
③社会の良好な状態をつくる福祉を合わせた
心と体と社会のよい状態がウェルビーイング[1]であると定義している。
一方、公益財団法人Wellbeing for Planet Earthの代表理事で、こちらもウェルビーイングの領域で有名な石川博士は、
「朝ワクワクして目覚め、夢中で過ごして、夜満ち足りて眠る」(短期視点)
「過去を振り返ったときに良かったなと思えて、この先の未来を見据えたときに楽しそうだなと思える」(中長期視点)
というのが、社会学者が考えるウェルビーイング[2]だと述べている。
これらを読んで、自分として一番しっくりきたのが、石川博士の定義である。
私自身、経済的自立を世に広める活動をしているが、経済的自立を実現してどういう生活を送ってほしいかということとして、以下を述べている。
「あなたはお金から自由になって、何をしたいのか?」
ビーチで昼からビールを飲みたい、朝から夜までずっとゲームしていたい、韓国ドラマをぶっとおしで全部見たい、資格の勉強をしたい、1日中寝ていたい……
いろいろ出てくると思うが、ここに挙げたようなことは、今でもやろうと思えばできることである。というか絶対できるから、ただやればいい。
こういうことではなく、もっと自分の心の声を聞いてほしい。
「朝起きるのが楽しくてしょうがない。自分がやりたいことを早くやりたくて、目覚まし時計より早く起きてしまう。そして気づけば1日が終わっている。寝るときは朝起きたときより、もっと興奮していて、早く明日の朝にならないかなと思いながら眠りにつく」
今の自分はどうなのか? 自分が何をやっていたら、このような毎日を感じられるか? そういう世界に行きたいと強く想う、その情熱が経済的自立を実現する強い原動力となる。
自分が世の中の人に実現してほしいと思うものは、ウェルビーイングそのものであるということがよく分かった。
そしてそのウェルビーイングの向上を阻害しているのは、お金の問題であるという確信がある。
世のウェルビーイングの総量を増やすために引き続き、全力を尽くします!
[1] ウェルビーイング,前野隆司・前野マドカ,日経BP,2022年
[2] むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました,石川善樹・吉田尚記,KADOKAWA,2022年
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