見出し画像

【未来をみよう⑥】『江戸時代の百姓生活 その3. 共同体における複合的な生業』

ご存じの通り、江戸時代は村社会であり、村が共同体としての基本的な単位であった。

そして、村を繁栄させること、それが共同体としての共通の目的だった。

その目的を達成するため、村では、村が持つ資産を最大限に活用して、コメ作りだけではなく、他の農業、更には非農業と、複合的な仕事を自分達で作り出していた。

そして、当時の税制がおもしろく、農業には47%の年貢が課されたのに対し、非農業については2%以下であった。

これが、非農業領域の新たな仕事を生み出す原動力の1つとなっていた。

我々も労働収入が増えると、最悪50%ちかい年貢を課せられるが、投資収入はどれだけもうかっても、20%。NISAなら、年貢は0%。
ちょっとだけ似ている。

ここまで、ざっと江戸時代の百姓についてみてきたが、どう感じたであろうか?

徳川家康を見るより、百姓を見た方が、経済的自立の観点では役に立つ。

次回この江戸時代の学びを、今の時代にどう活かしていくかについて考えたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?