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江戸時代に学ぶお金 その11:裕福になるためには
巻3① 煎じよう常とはかわる問薬
四百四病は、世に名医があって、からなずなおすことができるものだ。ところが、人には知恵・才覚のあるなしにかかわらず、貧病という苦しみがあるが、これをなおす治療法はないものなのかということを、ある裕福な人に尋ねてみた。
すると、長者丸という妙薬の処方を伝授された。
早起5両 家業20両 夜業8両 倹約10両 達者7両
これに加えて大事なことは、なによりも毒断をすることである。
・美食と好色と、絹物を不断着にすること
・女房を乗り物にのせて贅沢をさせ、娘に琴・歌がるたをさせること
・息子に鼓や太鼓など種々の遊技を習わせること
・蹴鞠・楊弓・香会・連歌・俳諧に耽ること
・座敷普請・茶の湯道楽
・花見・舟遊び・昼風呂入り
・夜歩き・博打・碁・双六
・町人に無用な居合・剣術
・寺社参詣・後世の安楽を願う心
・諸事の仲裁と保証の判をおすこと
・新田開発の出願と鉱山事業にかかわること
・食事の時の飲酒・煙草好き・目的のない京上がり
・勧進相撲の資本主になること・奉加帳の世話役
・家業のほかの小細工、金で刀の目貫を装飾してひけらかすこと
・役者に見知られ、揚屋と近づきになること
・月八厘より高い利息の借金
人は若い時に金をため、年寄ってからの諸人への施しが大切である。とてもあの世には持っていけないものだが、さりとてこの世でなくてはならぬ物といえば銀(かね)だ。銀の世の中とはよくいったものだ
300年たってもお金については何ら変わっていない。
本日の学び
・①早起きする、②起業する、③夜も仕事を頑張る、④倹約する、⑤能力を上げる、ことが裕福になるための5つのポイント。
・毒断を意識しよう。
・世の中、金である。
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