マガジンのカバー画像

経済的自立を実現するための考え方の癖(全14回シリーズ)

15
経済的自立を実現するための考え方の癖を全14回シリーズでお伝えいたします。
経済的自立を実現するためには、根本的な考え方を変えることが必要になります。14個の視点でどう変える…
¥1,100
運営しているクリエイター

#note毎日更新

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 4 「専門家に盲目の世界」から『自ら分析し、考えたものを信じる世界』へ

専門家の意見は尊重すべきである。 それが時間を買うことになる。 私は若かりし頃、ドクターと呼ばれるダンスの先生に巡り合った。そしてその教えをこい、ドクターのおかげでごく短い期間でダンスの日本ランカーに登りつめることができた。ドクターがいなかったら、同じ頂に登るのに膨大な時間がかかったことであろう。 また、会社では、仙人と(勝手に)呼んでいるメンターに出会った。ことあるごとに仙人から意見をもらって、ごく短い期間に論文で賞をとりまくった。仙人がいなかったら、同じ賞をとるのに膨

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 7「先送り思考」から、『前倒し思考』へ

先送りは楽である。とりあえず面倒なことは、今判断せずに、先に延ばせばよい。 「日本の借金はどうするの?」 「とりあえず、その話はおいとこう。それより今は貯蓄から投資へだ」 「わが社のメインフレーム(旧型の大型コンピューター)はどうするの?」 「とりあえず、その話はおいとこう。それより今はDX(デジタル変革)だ」 「私との結婚はどうするの?」 「とりあえず、その話はおいとこう。それより今は、仕事をがんばらないと」 楽なだけに、ついつい先送りに頼ってしまう。 しかも、よく

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 8「同調圧力に流される自分」から、『おかしいことには、おかしいと言う自分』へ 

企業向けの戦略コンサルティングは、同調圧力との闘いである。 会社を変えていくことに対して、総論は賛成だが、自分にかかわる各論に入ると反対する。 そういう人々が企業のリーダークラスには沢山いる。 その中に権力をもち、ある程度論理に強い反対人がいると、一気にその人の意見に対する同調圧力が強まる。 そしてその同調がある程度進んでしまうと、そういう空気が作られ、空気の影響を受けやすい日本人は、圧力に屈しざるを得なくなる。 この結果苦境に陥った企業は枚挙に暇がない。 営業のチ

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 10「やれることをやる」から、『やるべきことをやる』へ 

やるべきことをやらないといけないと分かっていながら、ついやれることをやってしまう。 ごく自然なことである。 やるべきことという響きがそもそも嫌である。なんか無理してやらないといけない感じがする。 一方やれることはいい。なぜならやれるからである。(悪いトートロジー) ただやるべきことをやらずに、やれることをやった場合によくないことが起こるケースがある。