マガジンのカバー画像

私の好きな映画

24
私の好きな映画やドラマを、イラストと文章で綴ります。
運営しているクリエイター

#ドラマ

『新春スペシャルドラマ 富士ファミリー2017』(2017年 NHK総合) 脚本:木皿泉  主演:片桐はいり 薬師丸ひろ子 小泉今日子

〈あらすじ〉 2016年に放送された「富士ファミリー」の続編。  長女の鷹子が結婚して家を出た小国家。現在は故ナスミの元夫の日出男、日出男の再婚相手の若妻・愛子と産まれたばかりの娘の光、新しいアルバイトの“ぷりお”が加わって笑子ばあさんと同居している。  ある日、鷹子がふと目にした雑誌に中学校の同級生の“きーちゃん”こと遠山霧子が世界的な予言者キティ・トーヤマとして紹介されているのを見つける。きーちゃんを思い出して懐かしくなった鷹子は中学時代の日記を探し出すのだが、そこには3

「新春スペシャルドラマ 富士ファミリー」(2016年 NHK総合) 脚本:木皿泉  主演:片桐はいり 薬師丸ひろ子 小泉今日子

〈あらすじ〉 富士山の麓にある「富士ファミリー」は、笑子バアさんが切り盛りする小さな古い個人商店。お店とつながっている住居には、笑子バアさん、笑子バアさんの兄の長女の鷹子、病気で亡くなった次女のナスミの元夫の日出男が同居しているが、笑子バアさんが高齢になったために住み込みのアルバイトのカスミを雇う事になる。 そんなある日、幽霊となった次女のナスミが笑子の前に現れて遺品のコートのポケットから「四葉のクローバー」「懐中電灯」「ケーキ」「枕」「ストロー」「コーヒー」「光太郎」と

『王様のレストラン』(1995年フジテレビドラマ)脚本:三谷幸喜 主演:松本幸四郎

天才オーナーシェフの死去によりすっかり寂れてしまったフレンチレストラン「ベル・エキップ」。 そこに新しいオーナー原田禄郎と伝説のギャルソン千石武がやってきて、従業員たちの反発を受けながらも次第にお店を立て直していく物語。 三谷幸喜さんの作品の好きなところは、アクの強い性格の人物を「嫌なヤツ」で終わらせずに、そのアクの強さをギャグにして愛すべき人物に描いているところです。 逃れられない人間関係の中でどうしようもなく嫌な人物に出会ったら、心の中で「この場面を三谷さんが脚本にし

時効警察』『帰って来た時効警察』(2006年2007年 テレビ朝日系列 ドラマ) 監督:三木聡ほか 主演:オダギリジョー 麻生久美子

《あらすじ》 時効になった事件の資料を管理する総武警察の「時効管理課」 ユルくて暇な部署だけに、他の課からはバカにされているが、本人たちは「仕事は怒られない程度にやって、あとの時間は趣味に費やすというのも、いい警察人生」だと思って全く気にしていない。そんな中、自分が無趣味なことに気付いた霧山は「時効になった事件を捜査する」ことを趣味にしようと思いつく。 大抵の職場には「花形部署」と「地味な部署」というのがあって、花形部署の人達が地味な部署の人に「楽でいいよな〜」などと嫌味を

「昨夜のカレー、明日のパン」(2014 年 NHKBSプレミアム ドラマ) 原作•脚本:木皿泉 主演 :仲里依紗

《あらすじ》 テツコ(仲里依紗)は若くして夫の一樹(星野源)と死別したが、 夫の死から7年経った今でも義父「ギフ」(鹿賀丈史)と二人で楽しく穏やかに暮らしている。 テツコには会社の同僚の岩井さん(溝端淳平)という恋人がいるが、いろいろなことがひっかかってなかなか結婚には踏み切れずにいる。 《感想》 テツコとギフは一見のんきに楽しく暮らしているように見えますが、「人間は必ず死ぬ」という寂しさを共有しながら生きています。 仏壇にお供えした後の固くなったご飯をテツコとギフが交

「すいか」(ドラマ)日本テレビ系列 2003年放送

「すいか」(ドラマ)日本テレビ系列 2003年放送 脚本:木皿泉 《あらすじ》 信用金庫のOL早川基子34歳。同期入社の女子社員はみんな寿退社してしまい、唯一残っていた馬場真理子も信金のお金3億円を横領して逃走してしまう。それをきっかけに、実家を飛び出して三軒茶屋のオンボロ下宿「ハピネス三茶」に引っ越してきた基子。「ハピネス三茶」には、基子が今まで出会ったことのない個性的な女性たちばかり住んでいた。 もう若くもなく昇進の見込みもないOLの、会社での居心地の悪さと理不尽な気