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思い出の前橋駅

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2016年に自費出版した「写真集 前橋駅」の増補改訂版の制作ノートです
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2021年2月の記事一覧

前橋駅とその周辺(1981年2月28日)

なにはなくともまずはこの写真から。 何気なく撮影した写真ですが、幸い余分なものが一切写っていない、お気に入りの一枚です。 当時の前橋駅は北口しかなく、上州名物「からっ風」が直接待合室に吹き込むのを防ぐため、冬場になると駅舎の入口に衝立を組み立てて「風除室」を設けていました。 女学生達がなにやら慌てている様に見えますが、この頃の時刻表を調べると、おそらく16時02分発の高崎行き電車に乗るためではないかと思われます。 前橋駅の写真を撮り始めた頃で、カメラアングルも試行錯誤状態、

仮駅舎工事中の前橋駅(1983年11月19日)

ネガシートを見ると、最初の数コマが高校の文化祭、終わりの数コマが11月21日から始まる修学旅行のスナップとなっており、待合室のテレビに映し出されている画像や構内の時計から、NHKの大河ドラマの再放送ではないかと思われ、気象庁の過去の天気データで1983年11月の土曜日の天気を調べたところ、撮影した13時から15時の雲量が0だった11月19日でほぼ間違いなかろうと思います。 修学旅行用のフィルムや現像用の薬品を購入するため、高崎駅西口(当時)のビックカメラへ行ったついでに撮影し