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【保存版】フィルムカメラを知り、選べる!フィルムカメラ初心者のための基本10選

「今まで写ルンですを使っていたけど、自分の新しいフィルムカメラがほしい!」
「本格的にフィルムカメラを始めたいけれど、フィルムカメラの取扱い方がわからない……」
「今使っているフィルムカメラは、友人からもらったもので、取扱説明書がなく、操作に困るときがある。」

このようなことを思ったことはないでしょうか?
最初はだれでもフィルムカメラの操作や選び方に悩むものです。
フィルムカメラはたくさんの魅力や撮る楽しさがたくさん詰まっています。
それらを十分に味わえるよう、本記事を読んで正しくフィルムカメラに触れましょう☻

本記事では、フィルムカメラ初心者さんに向けて、知っておくといいフィルムカメラの基本2選・購入時のポイント8選を紹介しています。

フィルムカメラを始めたい方はぜひ本記事を読んで、フィルムカメラの魅力にたくさん触れていきましょう!

1.フィルムカメラの基本①

-撮影から現像まで

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撮影前
まず、写真を撮るためにはフィルムをカメラにセットします。
※カメラの種類によって、セット手順が異なります。失敗しないように確実にセットしましょう。

フィルムカメラは、「一眼レフ」・「コンパクトフィルムカメラ」・「レンジファインダー機」・「二眼レフ」と多種多様なカメラです。

ここでは、例としてコンパクトフィルムカメラのフィルムセット手順を紹介します。

フィルムのセット方法(コンパクトフィルムカメラ)
①裏ぶたを開ける
カメラの側面の裏ぶた開閉レバーで裏ぶたを開ける
古いマニュアル式は、巻き戻しクランクを引き抜く(一眼レフ同様)

②フィルムをセットする
自動巻き上げ式:フィルムの先端が目印の位置までくるようにセットする。
マニュアル式:巻き取り軸に差し込む。

③巻き上げ
自動巻き上げ式:裏ぶたを閉じれば、自動でフィルムが巻き上げられ、撮影可能に。
マニュアル式:空シャッターを切って、撮影可能に。

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撮影
いよいよ撮影をします。
撮りたい被写体にカメラを向けてみましょう。
レンズを通った光がフィルムに当たり、フィルム表面の乳剤が光に反応し、画像の“”ができあがります。

セクション13現像

撮影後の現像
フィルムを撮り終わったら、現像をします。
現像するまで画像が確認できないので、仕上がりがどうなるか楽しみなのもフィルムカメラならではの魅力です。

現像されたフィルムは写真やデータにできます。
現像・プリント・データ化は、お近くのカメラ店で頼みましょう。

近くにカメラ店がない…」「遠くて行けない…」「行く時間がない…
大丈夫です。最近は、郵送サービスでフィルムの現像をお願いできるお店も多いです。

京都のおすすめのカメラ店:【写真実験所】Photolab hibi さん
Instagram : @photolabohibi
こちらのカメラ店も郵送サービスを提供しています。
ぜひ利用してみてください。


2.フィルムカメラの基本②

-フィルムの種類とカメラ

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フィルムの種類は大きく分けて2つあります。

ネガフィルム

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カラーネガフィルム
初心者におすすめのカラー(色)がつく写真となるフィルムです。
現像後は、フィルムが色と明るさが反転した像となります。
現像もプリントもお店に頼むのが一般的です。
例:FUJICOLOR 100Kodak PROFESSIONAL PORTRA 400

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モノクロネガフィルム
白黒の写真になるフィルムです。
現像後は、フィルムは明るさが反転した像となります。
現像とプリントをカメラ店だけでなく自分ですることもできます。
例:ILFORD DELTA 400Kodak TRI-X400

ポジフィルム/スライドフィルム/リバーサルフィルム
現像後、色や明るさが反転した写真ではなく、そのまま映る写真になります。
現像はカメラ店でし、プリントはネガフィルムよりも割高に…。
例:FUJICHROME PROVIA 100F

そして、最も一般的使われているフィルムは、35mm判フィルムです。


35mm判フィルムが使えるカメラは?
一眼レフコンパクトフィルムカメラレンジファインダートイカメラ

セクション13フィルムカメラの種類

〈代表的なフィルムカメラの種類〉
一眼レフ:撮影レンズからの光が、ミラーとプリズムで屈折し、レンズからとらえた像をファインダーで確認できるカメラです。交換レンズが豊富

コンパクトフィルムカメラ:一般的にピントや露出などの操作がオート(自動)で、シャッターを切るだけで写真が撮れる簡便なモデルが多い撮影者の意図を反映できる高機能を持つものも。

レンジファインダー:名機とされる精密な機能を備えたレンズ交換式のカメラ。本体の光学距離計とレンズとを機械的に連動させてピントを合わせる機構を備える。

二眼レフ:上のレンズでファインダー上のピント合わせをし、下のレンズで撮影をする贅沢な機構のフィルムカメラ。スクエアの形でどこかクラシカルな雰囲気のあるカメラ。

フィルムカメラの特徴はフィルムカメラによって様々です。
いろんなフィルムカメラを手に取り、
自分に合うフィルムカメラを選びましょう。
皆さんの撮影のスタイルに適したカメラがきっと見つかります。

⇩私が愛用しているフィルムカメラはこちらです⇩
Canon Autoboy Luna 使ってみませんか?


3.フィルムカメラ購入時のポイント


ここでは、初めてフィルムカメラを購入する際にぜひおさえてほしいポイント8選を紹介します。

現在、フィルムカメラを購入するとなると、“中古品”がメインになります。
中古品は人から人へと渡ってきたものです。
そのため、ひとつひとつカメラの状態が違います。

中古品を購入する際に必見のポイント8選です!

①外観のキズをチェック!


キズや凹みがある場合、過去の衝撃により内部の各種機能が正常に動かないときもあり、要注意です。
カメラ店のスタッフに実際にカメラを動かして、動作を確認してもらいましょう。
※インターネットでも購入できますが、実際に手に取って操作や機能を確認することをおすすめします。確実に安心して手に入れたいですよね。

②裏ぶたを開けて黒いスポンジをチェック!


裏ぶたやミラーボックス内に貼られている黒いスポンジのようなものは、「モルト」といいます。
モルトは余計な光を遮り、裏ぶた開閉時の衝撃を和らげる役割があります。
モルトがぼろぼろになり、はがれていませんか?
お店でモルト交換が必要かどうか確認しましょう!

③ファインダーを覗いて!


お店でファインダーをのぞけるのであれば、ぜひ実際に見てましょう!
中にほこりやカビ曇ってよく見えないなどの症状がないかをチェックするのがポイント!
ファインダーは、写真を撮る時にピントや露出を確認するため、大切な部位です。
できるだけきれいなファインダーのフィルムカメラを選びましょう!


④電池室はきれい?


電池室の中を見てみましょう。電池を長い間いれたまま放置しておくと、電池の中から電解液が漏れてしまいます。液漏れをした電池室は、電池を入れる部分の金属をダメにしてしまいます。新しい電池を入れても電気が通らず、動作しないことも…。
電池室の中はきれいなものを選びましょう!

⑤シャッターは切れる?


シャッターはきれないと撮影ができません。
シャッターが切れるかどうかシャッタースピードが正しく出ているかを確認します。
始めて購入する際は難しいので、ぜひお店のスタッフさんに聞いてみましょう。
裏ぶたを開けて、高速シャッター・中間・低速シャッターと切り、シャッター幕の開閉時間を確認しましょう!

⑥露出計は動く?


露出計を内蔵しているフィルムカメラの場合、露出計が正しく動くか確認しましょう!
明るいところ、暗いところにそれぞれカメラを向け、露出計の動きを見ます。
不安な場合は、お店のスタッフさんに確認したほうが確実です。
露出計が作動していなくても写真は撮れますが、正しく動作できると写真の質も上がり、精神衛生上もいいですよね!

⑦レンズの中はきれい?


交換レンズを買う場合は、レンズを実際に手に取って確認しましょう。
照明などの明るいほうへ向けて、中にゴミやカビ、白い曇ったような跡がないかどうかチェックします。
レンズはカメラ本体(ボディ)に装着する側のキズが大きいほうが、写りに影響が出ます。表も裏も両方、キズがないかしっかり確認しましょう!

⑧ピントや絞りリングはスムーズに動く?


マニュアルフォーカスのレンズの場合、ピントリング絞りリングの動作を確認しましょう。
ピントリングとは、ピントを合わせる際に動かすもので、絞りリングは、絞りを変えるものです。これらがスムーズに動くかどうか、自分の手で実際に動かし、確認すると安心ですね。

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フィルムカメラの使い方からフィルムの魅力、実際に撮影したフィルム写真まで発信しています。

まだまだ投稿数は少ないですが、ぜひ覗いてみて下さい♪

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