スキとキライの交差点
ずっと映画感想文だけを書いてきましたが、初めて雑談ベースのお話を書いてみることにしました。
キライが一致したほうが仲良くなれる?
女性誌の恋愛コラムでよく見るあるあるネタ。
「好きなものが一致するよりも、嫌いなものが一致するほうが仲良くなれる」説。
もちろんこの説に正解も不正解もないのだが、個人的には同意。
その理由を真面目に考えてみた。
理由その1:キライ一致の爆発力
キライが一致したときの脳の興奮ってすごくないですか?
(うわぁぁ!それめっちゃわかる!!)
のドーパミン放出量は、スキよりもキライが一致したほうが多い(気がする)。
理由その2:キライはシャイな子
社会で生きていくうえで、わざわざキライを広めることはリスクが大きい。
いつどこでだれかの地雷を踏むかもわからない。宗教や政治などデリケートな話題なら尚更。
キライはめったに外に顔を出さない。
だからこそ一致したときに興奮をもたらす。
理由その3:キライのバリエーション
(え、そんなところ気になる? なんで??!)
って他人のキライが理解できなかったことありませんか?
キライのほうがスキよりも複雑でパターンが豊富で、一致することが珍しいからこそ出会えたときの興奮は大きい。
キライの自己紹介
理由はさておき、この説を進めると、職場でも合コンでも自己紹介で嫌いなものを開示して一致する人を見つけやすくするべし、ということになる。
なかなかいいじゃないか。
この瞬間、周りの男は全員ブロッコリー嫌いになるわけだが。
キライのリスク
でもこんな自己紹介、マトモな人はしないよね。
・誰の地雷を踏むかわからない(前述)
・負の感情からスタートしていて前向きになれない
・場合によってはただの悪口になってしまう
だめだ、リスクだらけだ。
いくら浜辺美波でも瞬間的にヤバい奴認定される。
こんな具合なので、実生活ではもちろん特にSNSでは、
「できるだけポジティブな内容の発信をしよう(そのほうがフォロワー増えるよ)」というのが通説となっている。
ぐうの音もでない正論だ。
スキが溢れる世界?
ただ、最近の推し活ブームもあり、
「スキが溢れる世界をつくろう」という風潮がやや強すぎないかとも感じる。
とあるインフルエンサーが俳優の演技に苦言を呈したところ、俳優のファンから「なんでわざわざそんなことを公開で言うんですか? ファンの気持ちは考えないんですか?」とクレームが来たらしい。
世知辛いっすね。。
(表現方法や内容に配慮するのはもちろんだが)キライなものはキライと言えるほうが健全ではないのかな。
だから私はやっぱり諦めきれない、キライ発信の自己紹介を。
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