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キッチンミノルさんの写真教室で光を学ぶ

夕方から私の写真師匠、キッチンミノルくんの写真教室に行ってきた。会場は千駄木の往来堂書店さん。第1回のテーマは「光」。カメラを持ってシャッターを切る前に、まずは観察してみることと、何を撮りたいのか、テーマをはっきりさせること。その上で、光がどの方向から当たっているのか、その光を使ってどう撮るのがテーマに合っているのかを考えることの大切さを作例を交えながら、教えてもらった。

キッチンくんの話を聞きながら、「そうだよなー。写真って光と影がキモだし、光があるからカメラで写せるんだもんなぁ」と、当たり前なのに忘れがちな基本中の基本を思い出した。

私もカメラマンと仕事をすることが多いので、「どうしたらうまくなるのか?」とよく聞いてきたけど、誰もが言うのが「何を撮りたいの?」ということ。そして、「まずは観察」と口を揃えていた。その意味がわかっているようで、全然、わかっていなかった。

今日の写真教室の教本にもなるのは、キッチンくんが2022年に出した『キッチンミノルの写真教室』(筑摩書房)。もう一度、読み直そうと思う。

往来堂書店さんのキッチンミノルくんの写真教室は、第6回まで続く予定。第2回の日時は未定だけど、写真好きにはぜひ受講をオススメしたい。キッチンくんは、人物も料理も風景も味があって、本当の意味で上手い写真家だし、私は絶大な信頼を置いている。

じつは若手の頃から知っているのをいいことに、私の著書『久松農園のおいしい12カ月』(エイアンドエフ)を撮ってもらったのだけど、発行後、あちこちの知り合いから「キッチンさんに撮ってもらったんですかーーー?」と驚かれ、羨ましがられてしまい、逆に「大御所に撮ってもらってすいません!」という気分に。それくらい売れっ子のカメラマンになって、うれしい限り。

ブレブレだけど、キッチンくんらしい写真なので。(本人もそう言ってくれたし)

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仕事に関するもの、仕事に関係ないものあれこれ思いついたことを書いています。フリーランスとして働く厳しさが増すなかでの悩みも。毎日の積み重ねと言うけれど、積み重ねより継続することの大切さとすぐに忘れる自分のポンコツっぷりを痛感する日々です。