ドアを閉めた向こうの部屋に あなたがいるような気がするのに あなたは今日また 黄泉の国へと旅立っていった また明日と言うように また来年 またね
いきいきと咲いていた花が枯れた あなたが生きていた証のような、鮮やかな紫の花 その花が枯れると同時に 世界が少し色を失ってしまったように思える あなたのいない世界を悲しむように
とってもとっても大事な父親が、天に召されました。 昔から豪快で厳しくて、肩を振って歩いており、一見怖そうに見える父でしたが、寝ている私の布団を(実は起きていた)肩までグッとかけてくれたり、お風呂からあがった私の髪の毛を乾かしてくれるなど、心優しい家族思いな父でした。 海が好きで釣りに行ったり、 休みの日はテーマパークに連れて行ってもらったり、カラオケに行ったり かと思えば、小学生の時に芝生の上で受け身の練習をさせられたりしました。 私が反抗期に入っていた中学生の時に、交
「しゃぶいしゃぶい」 その声とバイクの音と共に帰ってくる父さん 父さんは父の背中という言葉が似合う男で 優しい言葉をかけるというより、背中で語っていたり ささやかな優しい行動が人となりを表しているような人だ タバコを吸う父さんが、思春期の頃の私は好きじゃなくて 何故タバコをやめないのかと聞いたら タバコの自動販売機をこの世から消してくれたら止める、でもタバコは虫をこなくさせるのだ(だから人間の役に立っているのだ)と言われた 開いた口が塞がらなかった 事故に遭って、胸から
どれだけ月日を重ねようと あなたのいない世界に慣れるはずもなく いなくなった年のように あなたの面影を思い、涙に暮れる日はそんなになくなったけれど ふとした瞬間急にあなたを思い出すことは止められない そんな時、たまらなくあなたに会いたくなる あなたのその、踊る大捜査線に出てくる青島が着ているような緑のジャンバーで 自転車に乗って まんまるい目をくりくりさせた笑顔で いつか いつか本当にまたどこかで会えるんじゃないかと思ってしまう 願ってしまう 心はいつもあなたを想ってい
いつだって君は 私を鼓舞する光だ ありがとう いつもこんな私のそばにいてくれて 願わくば 私も君にとっての光でありたい