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50億年後の心配

「地球のふしぎ なぜ?どうして?」(斎藤靖二監修 高橋書店)

この本の170-171ページに、「地球をほろぼす? 4まいのカード」というコラムがあり、地球をほろぼす原因として、火山噴火、隕石、太陽活動の弱まり、核戦争や自然破壊などが指摘されている。さらに欄外に「生き物がほろびることはあっても、地球がほろびることはなさそうですね。地球がほろぶとしたら、太陽が死ぬときです。約50億年後に太陽が死ぬとき、地球は太陽にのみこまれてしまうといわれます。」とある。

(子)がこれを読んでから、地球がほろびる日のことを恐れて泣いてしまう。50億年後よりも、もっと直近で心配してほしいことはたくさんあるのだが。ただ、地球がほろびるよりも先に、人間は死んでしまうことを説明しようとすると、それはそれで死のことを意識させてしまうことになり、もっと泣いてしまうだろう。どのように説明したらいいのだろう。
そもそも、大人はどうして恐れないでいられるのだろう。

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