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「パパラギ」

「パパラギ」(岡崎照男 早川世詩男 Gakken)

100年前に南太平洋のサモアの島の族長ツイアビがはじめてヨーロッパを旅し、島の人々に語った文明国での体験や印象をまとめた絵本。「パパラギ」とは、サモアの言葉で「空を破って現れた人」を表し、「白人」や「文明国の人」を意味するようになった。南太平洋の島々の自然の中で暮らす人から見て、文明国での服、住居、大量生産、所有、お金、機械、職業、時間、娯楽、知識がどれほど不自然で非人間的かを、鮮やかな絵で綴っている。もちろん、我々が日本で南太平洋の島々のような暮らしをすることはできないけれど、普段の生活で当たり前だと思い込んでいるものが、どれほど不自然なものかを再認識する上で、とてもいい絵本だと思う。

この絵本を紹介しているGakkenのページを見つけた。

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