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「僕は恐竜探検家」を読んで

小林先生の本を読み終えた。子供の興味に合わせて図書館で借りてきたものだが、自分がどんどん読んでしまった。小林先生の活動のほんの少しだけの紹介になっているだけで、発掘現場での活動はこの本では紹介しきれないだろう。世界中の荒野で、キャンプ生活をしながら、多くの困難に囲まれながらひたすら化石を探し続けるその姿を想像すると、40代のおじさんでも胸を熱くせざるおえない。そこにあるかどうかわからない中、仮説を立ててで実際に自分でハンマーで岩盤を砕き、屁毛で砂を払う。かつては発掘というものに憧れていたがついぞ何も出来づに、全く違う道に進んだ。気持ちが足りなかったのか、機会に恵まれなかったのか、わからないが、今でも掘ってみたいというロマンみたいなものはある。アラスカのグリズリーや、モンゴルのノミ、蠍など現代の日本ではほとんど出会うはずのない脅威にいざ晒された時には、尻尾を巻いて逃げてしまうかもしれないが。
研究者になるために、若人からの質問にも丁寧に答えている章もあり、自分もとても勇気づけられる内容だった。自分は年齢的にはすでに誰かを、励まし支援しないといけない年齢に差し掛かっているので、少し恥ずかし思いもした。夏休みに読むにはとてもいい本だと素直にお勧めしたいです。
北海道大学や、福井の恐竜博物館、最近は淡路島でも発見されたりと、にわかに、日本は恐竜が沢山いた場所となれば、また違った流れが起こりそうです。まずは、外に出て岩を子供達と砕くところから始めてみます。

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