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西への妄想。

コロナで旅行にいけないので、妄想の中で西へ西へと進んでいく。いつのころからシルクロードが気になって仕方がなくなってきた。中学生の時にモンゴルにあこがれて、確かNHKで18時50分くらいに放送していた、蒼き狼白き雌鹿みたいな題名の5分くらいの番組を食い入るように見ていた。当時外国に行ったこともなかったけれど、親父が年間何日も海外出張で家を空けていたので、身近に感じていたし、自分も海外に行くことになるんだと自然と思い込んでいた。それからモンゴル帝国、シルクロード、中東、遺跡、ギリシャ神話とか、本を買ったり図書館で借りて読んでいた。暇があれば図書館に行って読みふけっていたと思う。高校に上がるとついに海外に出る機会を得た。行先はアメリカ。西じゃない。初めて外に出てその旅行にかかる費用や時間を体感することになる。高校時代になると、いろんなことが具体的に見えてきた。そして、旅行するために大学に行くことになる。そのころになるとシルクロードを飛び越えて欧州に興味が移っていた。建築を勉強するようになったからだ。大学の時はバイトする時間も限られていて、欧州まではそうそういけなかった。計画が甘かったのもあるけれど、国内をよく巡っていた。そうこうして、卒業して仕事初めて、少しだけバックパックやって、30台になって結婚して、子供が生まれて、今年40代。人生の折り返し地点にいて、行きたいと思っていたところに全然いけてない。まだ体は動く40代が何となく移動するには体力気力の面でも最後なのかもしれないと思うようになった。家族を連れていくのは費用も手間も4倍以上だけど、それができる能力は備わってきたはずです。あとは、仕事、時間の確保だけだ。コロナで海外に行けないけいけれど、収束したときに動けるように、準備をする時間だと決めて、計画をしていこう。今年の秋にシルクロードの東の終点奈良に行ってみようと思います。正倉院が交易品の集積地だと決めてそこから、西への旅を始めることにしました。そこから、中国の西安を目指して、敦煌、サマルカンド、テヘラン、イスタンブール、アテネ、ローマ、と大まかな都市の目標を作って、そこから小さい目標に枝分かれさせていく。移動は、陸路がメインにしたいが危険を冒すことはないだろう。ツアーで行くのもありとして、でも効率の良い旅はしたくない。そもそもなんで、そんなに惹かれているのか自分でもわからないけれど、行ってみて確かめたい。

自分は人の依頼を受けて仕事をするのが向いてないとこの前ある方に提案を受けた。今は依頼をこなす日々だけれど、自分からやりたいことや、これだけ費用あるから好きにやってくれないか?というようなパトロンを探したほうがいいのではと。それはいままでやったこともないし、どこにパトロンがいるのかもわからない。そうなったときのために面白いものを自分の中にたくさんストックしておかないといけない。旅はそれで面白いけれど旅を通して得たものを文章なり、写真やスケッチなどもどんどんストックしていかないといけない。建築の場合は模型なんかが面白いけど、作成に時間かかってしまうからスケッチが一番早いし書き溜めるのには丁度いいのかもしれない。ものすごい下手だけど、書いてるうちにうまくなるかもしれぬ。紙に色鉛筆で書いていくのが素早そうだ。それと並行して現状やっている工事も進めていかないといけないので。そこそこ大変だ。

話は戻って奈良に行くにあたり。正倉院と後は吉野にも行っておきたい。市内の有名なお寺もいいけれど、今まであまり行ってなかった奈良の見どころを回って、シルクロード関連の物も同時に調べてから回ってみたい。

後は自分で全行程の予算と行く場所の選定、旅程、訪れる時期、オフシーズンに行くのかどうするのかとか、旅行の妄想を趣味にしてもいいのかもしれない。最後は体力勝負になるので何かしら、旅行と関連することで体力、持久力をつけることをしないといけない。これまでいろいろことをほぼ無計画でやってきたことがあるので、それを止めることにもなるし。旅に出るという一見してより不安定に向かうようでも、これからは計画的に物事を動かしていかないといけない。時間やお金、人、契約、の管理をすっきりとすることで、より柔軟な旅をして行けるようになるという矛盾しているようなことになる。自分が面白いと思えることを続けていくこと。目標に向けていらぬ雑念を捨てていくことでより、実現までが最短で早くなっていくことなのかもしれない。しなくていいことや、やりたくないことはやらないというような方向を探って、それを継続していく。





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