見出し画像

旅の思い出 13

「サンマローがいいよ」

と言われたのだ。スペインを一周してきてまたバルセロナの日本人宿について歓談しているときに。フランスを回ってきた人に勧められた。後はこのnoteでも書いたシトー三姉妹もこの時にいこうと思ったのだ。もう一人の建築青年は街から遠くて断念した時いたので。一先ずはパリまで北上しそこから西に向かった。レンヌに向かった。そこから乗り継いでサンマロに向かった。モンサンミッシャエルも行けるかと思ったがやはり遠い。車がなければ行けぬ。
サンマロに着くと大量の雹が降り注ぎ、宿まで暗い道を歩いた。

ビスケー湾特有の潮の満ち引きで、地続きになったり、離島になったりする、ヴァイキングの砦や城があり、大西洋に向けての大きなコンビナートがある、歴史と現代の風景が混ざり合う街でとても気にいった。町の北側に綺麗なビーチが広がって、その突端に要塞があり、橋を渡るとまた隣町がある。
静かな湾に砦や船が散見されていた。

旧市街を写真を撮りながら歩いていると、ビーチの方から酔った兄ちゃんがフランス語で捲し立ててくる。写真を撮った家が自分の家だったようで、俺の家気に入ったの?と言っているようだった。気さくなにいちゃんはビールを3本くらいくれた。持ってけよって感じで。フランス人はこのにいちゃんだけじゃないけど、飲めよ、食えよ、乗ってけよ。とにかくすごい話しかけてくる。短い滞在期間だったけれど、とにかくいろんな人に良くしてもらったのだ。次にまた行くところはどこかと聞かれれば、それはフランスで、田舎を車で、家族を乗せて回りたい。一度行ったところや、辿り着けなかったところ。そのままスペインに入るのもいいだろう。最後はポルトガルでしめる。国際免許を取っておかないと。そんな旅を、このノートで買い行こうとしています。思い出ばかりでは流石に飽きてくるので、新しい思い出をリアルタイムで更新したら面白いだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?