KANCHA57

音楽したり創ったりクルマ触ったりの日々ぢぢい。 長い間クルマに関することを雑誌などで書…

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音楽したり創ったりクルマ触ったりの日々ぢぢい。 長い間クルマに関することを雑誌などで書いてきました。車の運転技術に関して、クルは進化の一歩を辿りますが、人はそれに全く追いつこうとしない日本のクルマ社会を少しでも前向きになるように考えていきます。車は人がいなきゃ動かない。

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  • クルマとの話し方

最近の記事

人が追いつかない⑥

交差点での右左折で、よく目にするのが曲がった側の道路を反対車線まで飛び出しながら曲がるという事例。特に広い道から狭い路地に曲がるときなどで右折の場合は路地側の停止線を踏み越えるようになり、そこに車両がいた場合などは曲がれないという事例や事故という事例が発生する。 これがどうやって起きているのかといえば、100%に近い確率でドライバーの問題なのだ。教習所でハンドル操作を習う(それからかなり年月を経過しているドライバーに多い)のだが、ハンドルを操作する速度は一切習わない「カーブ

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    • 人が追いつかない⑤

      クルマに乗って道を走っていると、たいていの場合車線表示がある。左は路側帯との区分、右はセンターラインだったり、写真のように一歩通行なら路側帯表示が白線や黄色線で書かれている。教習所などではキープレフトといって左側に沿って走るようにと言われていたりする。 そして、前方に車両がいたりすると、大体はそのラインに追従するように走行するので、車線の真ん中あたりを走ってることになる。 長い間の癖というものは恐ろしいもので、普段からぼーっとクルマを運転していると、前車依存というか追従してい

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      • 人が追いつかない④

         休日になると高速道路は渋滞する。交通量が多いから渋滞しているかと思えば、輸送関係のトラックなどを考えれば平日とさして変わるようではないはず。もちろん平日の朝の通勤時間帯は向かう方向が一緒なので、交通量が一時的に増加して、渋滞を起こすことは日常に近いのだが、例えば上り坂の区間であるとかで自然に速度が落ち、100Km/h巡航していたはずが、いつの間にか80Km/hまで速度が落ちて、それが引き金で渋滞が発生しているということも少なくない。いや、というよりそういう区間は必ずや渋滞が

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        • 人が追いつかない③

           教習所で自動車運転の実技を習い、規定時間に合格してハンコをもらい、やがて「仮免許」で公道にデビューする。それまでにハンドルの切り方ABCペダルの使い方とかをカラダに染み込ませるようにして4/4/9/10時間の最低ラインの教習を終える。その中ではAペダル(アクセル)は踏むと加速してくれる。Bペダル(ブレーキ)踏むと減速してくれる。Cペダル(クラッチ)踏み込むことでエンジンからの駆動を切り離す。発進時は徐々にペダルを緩めて駆動力を伝える。このことしか教えてもらえず、それを繰り返

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        人が追いつかない⑥

        マガジン

        • クルマとの話し方
          6本

        記事

          人が追いつかない②

           自動車の免許を取得する。理由はざまざまだろう。純粋にクルマに興味があって乗りたい。仕事で使うから。就職で資格が必要。中には身分証明書代わり…千差万別だ。ほとんどが自動車教習所に通って交通法規と実技を繰り返して習得し、最終試験に合格すれば、晴れて自動車免許が手元にやってくる。  免許が手元にやってきたと同時くらいにクルマ本体も大枚叩いて迎え入れることになるのだが、ほとんどの場合そこで満足してしまうことが多い。免許取得のために教習所に通って、クルマの動きを実際に練習して、そこ

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          人が追いつかない②

          人が追いつかない①

           自動車というのは1919年に三菱造船が作った三菱A型が国産初の量産車。すでに世紀超えしてるわけだが、初めは欧米の模倣から始まり、そこから独自の研究開発がどんどん行われて安全快適な乗り物になっている。現在の日本車は世界でも類を見ないくらい安全で快適で、とにかく壊れないように作られている。半世紀ほど前なら、路肩に止められたクルマがボンネットを開け、ドライバーがエンジンルームを覗き込みながら工具片手に汗したり、救援を待つ姿がよく見かけられたものだ。  現在はどうだろう。道路の脇に

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          人が追いつかない①