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映画ゆるキャン△とゆるキャン△は別作品です

「映画ゆるキャン△」と「ゆるキャン△」は別の作品だと思います。

映画ゆるキャン△は、アニメ版ゆるキャン△まで見ていれば十分わかる内容でした。つまり、現状では第2期終了時点で高校生活を切り、社会人編へと繋げたといったところでしょう・・・。

とは思ったものの、2期の時点で綾乃が登場しているのですよね。ゆるキャン△の総決算であるのなら綾乃の存在もあるべきですが、無かったんです。そうなると、一体ゆるキャン△のストーリーのどのあたりで切って社会人編へと繋げたのかよくわからないんですよね。
【7/16追記】綾乃、いたんですね。あのバイク修理してたところでリンに話しかけてた店員だったのか。わからなかったのが手痛いところ。でも、もっと絡めてほしかったな、と思うところです。

また、ゆるキャン△と映画ゆるキャン△で魅せる側の描く表現が異なっていたかと思います。どういうわけか、ゆったりとした日常をみせることがメインなゆるキャン△本編に対して、映画ゆるキャン△は日常をみせることに「感動」の要素が加わっているんです。推測ではあるのですが、映画化をするにあたって退屈さが出てしまったのではないでしょうか。だから、「感動」の要素を入れて、物語に引き込まれるようにして面白くしようとしたのだと思います。

今回の映画をみていて、ゆるキャン△は短く区切るべき作品なのかもしれないなと思いました。あの作品は、徐々に時間を進めていきつつ、話を深めていくことで楽しくなると思います。まるでどうぶつの森。
そのため、社会人編の映画ゆるキャン△というものは、急ぎ過ぎた作品といえるのかもしれませんね。

今回のメインとなった劇場配布の漫画、ゆるキャン△13.5巻はみなさん読まれましたでしょうか。この手の劇場配布アイテムは、重版されることはありますが劇場でしか手に入らないということが多いです。ぜひ劇場へと足を運び、手にいれるといいと思います。
漫画の方は、伊奈ヶ湖でのキャンプの話で、なでしことリンがとにかく可愛かったです。もしかすると伊奈ヶ湖へ向かう道選びでのミスあるあるなのかもしれないところもあって、実際に向かう人にとって為になる話なのだと思います。やっぱなでしこはいろいろ料理ができますよね。読んでて、あ、これ食べてみたいと思わせるものでしたからね。

正直、劇場配布のマンガを手に入れて読むことこそが映画をみる動機になったのだと思います。メインはマンガ、サブは映画、といったところ。

今後は、アニメ版ゆるキャン△では3期、4期とやってもらって話を深めてもらって、そこで改めて社会人編を描いてほしいものです。そして、徐々に時間を進めながら、日本中すべてのキャンプ場を巡ってほしいなと一読者として思いました。ああ、やってほしいな。

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