見出し画像

いつか欠片を拾うまで

1ヶ月の休職を経て、やはりこれ以上迷惑をかけることは出来ないと判断し退職した。
休職期間中、自分が本当にやりたいことって何だろうかと考えた。

やりたいことは未だ見つからないが、いくつになってもライフステージが変わっても変わらずに出来る仕事がしたい。

そう思うようになった。
昔から言葉が好きで、いつか外国語に関する仕事がしたいと思っていたので改めて勉強することにした。

病院の先生と相談してアルバイトを探し始めた。
面接は緊張して発狂しそうになるが、出来ることが少しずつ増えてきたことが嬉しい。

発作以来、出来ないままのこともある。
狭いエレベーターに乗れない。
タクシーに乗れない。
人混みが怖い。
駅が怖い。

でも、焦らずに少しずつ出来ることを増やしていきたい。

わたしには"みんなと同じ"に無理に合わせて生きる生き方よりも、自分の手で切り開くような生き方の方が合ってると思う。
好きじゃないことを仕事と割り切るよりも、好きなことを仕事にして打ち込む方が向いてると思う。

辛かったし、苦しいし今もこれからが不安ではあるが、自分の出来ることや、やりたいことを今このタイミングで知ることが出来て幸せだと思う。
私にはこの時間が必要だった。
20代、ここまであんまり良いことは続いていないけれど学びに繋がることが多い。
30代になった時、笑って過ごせるように。
やりたいことを思い切りやれるように。
今、経験できる苦労はしておこう。

私の心は一度ぽっきり折れちゃったけれど、どこかでまた欠片を拾って修復できる日が来ることを信じて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?