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幸せを感じる力と経済的合理性

幸せを感じる力は自分で守らないと衰えていくような気がしています。
筋肉と同じように。

人によっては何言ってるのか全然わからない、という人も多いだろうと思う一方で、子どもの頃は親や学校、大人になってからは会社や役割を無視できない、自分より人を優先することが多かった人は気づいたら何が幸せかわからなくなってしまうこともあるのではないかと思うからです。
かくいう私は思春期~20代にかけて幸せ迷子だったなと思います。

そして大人になったからこそついてまわる、幸せとお金の問題。

お金がないと幸せになれないことはないけれど、資本主義の中で生活している以上現実的には無視できないので、経済的合理性も生きていく上では外せないポイント。
どうしたらトレードオフにせず両立することが可能なのかについて考えていく中で、人生に変化を望むのであれば一過性にはどちらかに振り切ることも必要だと思うようになりました。

正解はないけれどより良い人生にするために。
幸せと経済的合理性について考えてみます。


幸せを感じる力と経済的合理性

経済的合理性とは?

コトバンクによると経済的合理性の定義は以下の通り。

【経済的合理性】経済的な価値基準に沿って論理的に判断した場合に、利益があると考えられる性質・状態

コトバンク デジタル大辞林より

今回の記事の中では自分の価値基準に則り、論理的に判断して利益があると判断することを経済的合理性というニュアンスで使います。

幸せを感じる力と経済的合理性をマトリックスにしてみよう

自分なりに整理するために、マトリックスにしてみました。
横軸が幸せを感じる力、縦軸を経済的合理性とします。

幸せを感じる力と経済的合理性のマトリックス by momomi

幸せを感じる力が少なく、経済的合理性を判断できないときを『人生の迷い子』とすると、そこから脱出して自分なりの経済的価値基準で判断でき(=経済的合理性あり)かつ幸せを思いきり感じられる人を『幸せな小金持ち』と定義しました。

実際にはお金持ちじゃなくてもいいです。自分が満足いく経済的状況の中で幸せを存分に感じられるイメージ。

このルートに右肩上がりにまっすぐ進めればいいのですが、普通はどちらかに偏って進むのではないかと思います。

パターン①:経済的価値重視型

いわゆる最速でFIREを目指す人、ミニマリストを志向するタイプはこちらに振れるのかなと思います。
幸せを無視するわけではないが、資産形成を重視して最優先に行動。

感情<論理の人は、経済的価値を重視すれば効率的な資産形成が目指せそうです。別に人生の一時経済価値を最優先することは悪くないと思いますし、お金が溜まったら幸せを追求するのもありですね。

もともとお金が増やすこと自体が楽しい!とか小さな幸せで自分を満たすことが得意な人は一気に駆け抜けることができそうで、個人的には非常にうらやましいです。

パターン②:精神的価値重視型

自分の幸せとは何か?を追求して、いろんなトライアンドエラーを繰り返す人、感情を大事にするタイプはこちらに振れがちかなと思います。
経済価値最優先の人から見ると浪費家かもしれません。

自分が何を幸せを感じるか、を開発するために一時は経済的合理性を無視していろんなことにチャレンジする。結果として意外な自分が見えてきて、より幸せを感じられる範囲が広がることができます。

私はもともとこのタイプで、だからこそいろんな学びや環境にお金を使ってきたんだなと思います。後悔はしていませんが、経済的合理性が弱いとセミナージプシーや地に足がついていない人になってしまう人が出てくるのが危険。

40代からは自分にとって最適なバランスを探る必要がある

最終的な答えは自分にしか出せない、バランスだと思います。

自分が何に価値を感じるのか。
自分がどんな時に幸せを感じるのか。

それは誰も答えてくれない自分だけの答えだからです。

最適なバランスを見つけるためには、やっぱり思考錯誤が必要なんでしょう。
長い人生どちらかに振り切ってみて新しい世界が見えてくれば、一般的には失敗とみなされることが多かったとしても、最終的には自分の人生の経験として返ってくる、そんな風に思います。



もっと満たされた幼少期を送っていたら一気に幸せな小金持ちルートが開けたんじゃないかなとか、子どもの頃から金融教育を受けていたら経済的合理性はもっと早く獲得できたんじゃないかと思ったりもします。
だって人間だもの。

しかし、後ろを振り返っても仕方ない。
今日が人生で一番若い日!
新しいチャレンジをコツコツやっていこうと思います。

読んでくださってありがとうございます。

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