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気が付けば会社を卒業して二カ月。

気がつけば会社をやめて、2ヶ月経ちました。
怒涛の、あっという間の二カ月。振り返るとおそらくとっても貴重な二カ月。
この間に何を私がしてたのか振り返っておくのは大事なことかな、と思って
振り返りたいと思います。

  • 会社の人に会えるだけ会う

新卒から約20年、同じ会社に勤めていましたが、私は会社とプライベートを分けたい派だったので職場の人とプライベートで遊ぶことはあまりありませんでした。
特に最後の一年半はグループマネージャーだったので、やはりマネージャーとして常にみられている、という緊張感があった気がします。
昇進したとき、そうやって上司に言われていたしね。
でも辞めるんだったら関係ないので、会いたい人とのランチやお茶、飲み会には多くの時間を割きました。ずっと仕事と家庭の両立でバタバタしていたので、人と会うことに時間を割くのは贅沢な時間の使い方でした。

結果、すごく良い時間を過ごせたように思います。
理由は腹を割って話すことができて、とても人間的な付き合いができたから。
今までもみんなと仲良くやってきて好きな人も多かったし、人に恵まれていると思っていましたが、やっぱりどこかで役割や見られていることを意識していたんだなーと思います。

一方で、この人こんなこと考えていたんだ、とかこういう一面をもっと早く知っていたらまた違う仕事の仕方ができたかもな、と思うことも多かったです。腹を割って話すのは大事、でもタイミングや環境が整わないと難しいこともあるよね、というのが正直なところ。

  • 自分がやりたかったけれどやれなかったことをする

管理職になって2年半、なる少し前から役割に見合う自分になれるよう努力する、ということを自分に課してきました。
今思うと、けっこうなインポスター症候群だったと思います(爆)
マネジメントやコーチングや組織開発に関する読書、マネジメントとして職務を全うできるようになるための研修、自分を整えるための習慣を始めるとか。そんなんでプライベートはびっしり。

辞めることを決めてから、自分を解放するプロセスが始まった気がします。
思いっきり趣味に戻って小説を読んだり、映画館で映画を見たり、行きたかったワークショップや女友達と旅に出てみたり。好きなことを学んだり。
仕事人としてとか、母親としてとか、そういう役割を降りる時間が必要だったのでしょう。

いやーすっきり。生き返るような感じ。

感性が死んでいくと生きる喜びやエネルギーは少しずつ減っていってしんどくなっていたことを身をもって実感しました。
子どもみたいに思いっきりしたいことをする。明日の仕事とか、今日の夕飯のことは考えない。効率とか生産性とか、そんなんどうでもいいじゃないか。
そんなふうに心から思えたのは、ものすごく久しぶりのことでした。

  • 現実と向き合い、手続き関連を淡々と進める

今まで会社におんぶにだっこ(会社員ってそういうもんですよね)の人生だったので、あまり考えてこなかった税金、年金、健康保険料の支払い、確定拠出年金の移管手続き、ハローワークに行って…諸々やることたくさんありました。

今回は思い切ってすぐ転職することはしない、と決めていたので、ある意味余計面倒な手続きが多かった気がします。
同僚には「え!?momomiさんともあろう人が転職しないの?大丈夫??」とさんざん驚かれましたが、今すぐ転職するくらいなら前の会社で頑張ります。というのが私の心境でした。

しかし、現実は甘くないー。

楽しくない手続きや、多くの支払いや、現実がどっと押し寄せてきてけっこうな負担でした。
こういう手続きは淡々とやるに限ります。



負担も大きいけれど、引き換えに得られた自由な感じは今の私にはかけがえのないもの。
会社員をしていた長い間夢を見ていたような気がして、ようやく地に足が付いた、という感じが今は一番しっくりきます。
何が正解かはわからないですが、一歩ずつ進んでいくしかないんだろうな。

読んでくださってありがとうございます。


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