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女性のもやもやをお笑いに昇華させた、ヒコロヒーさんが好き。

去年から一気にブレイクして今年になって見ない日はないほど、テレビ、ラジオ、雑誌の執筆活動など幅広く活躍している多才なお笑い芸人のヒコロヒーさん。

今まで1人の芸能人の方にどっぷりファンになることはありませんでしたが、ファンレターや差し入れを送ったりファングッズを購入したりお笑いライブに観に行ったり。
(キャプション画像はお笑いライブに行った時の写真です)
気づいたら相当ハマり、重度のニコチンズ(ヒコロヒーさんのファンのこと)になっていました。

好きになったきっかけは、
女性のもやもやをネタにしてお笑いに昇華している点。
決して説教くさく、ただ面白く。だけど女性が「よくぞ言ってくれた」ということをはっきり伝えていながらお笑いに変えている。
そんなところが魅力的だと思っています。

本人も決してフェミニズムを伝えるつもりでなく、
あくまで日常の不条理さをネタにしているだけとのこと。

例えば、2019年の『M-1グランプリ』予選で披露したみなみかわさんとのコンビネタ。
“男芸人みたいな女芸人”をヒコロヒーさんが、“女芸人みたいな男芸人”をみなみかわさんが演じる流れ。
ヒコロヒーさんは、男性器のサイズを頑なに答えようとしないみなみかわさんを「なんや自分、男捨ててへんのか?」と責め、「お前みたいなもんが、どうせ女のディレクターにちんちん触らせて、安いパチンコの仕事を取ってきてるんやろ?」と畳みかける。
“お笑い”と称して男性器を見せることを強要されたみなみかわさんは涙を見せ、ヒコロヒーさんは最後、「男芸人ってすぐ泣くからしゃばいわ」と吐き捨ててる。
このネタはお笑いファンの間で話題を呼んでいたようで、ヒコロヒーさんの知名度をあげるきっかけになりました。

また、Abema TV「チャンスの時間」という番組での「千鳥の知らない女芸人の苦悩を授業!雑にイジられまくり先生」の回。

こちらでは「しくじり先生」という番組のようにヒコロヒーさんが先生に扮して、女性芸人ならではの苦労(セクハラ、女は面白くない、雑にいじられるなど)を伝えながらも面白く授業する回でした。

「フェミニズム」「男女差別」と言うとセンシティブでシリアスになってしまうテーマ。敬遠されがちだし興味を持てないという方もいらっしゃいます。
このようにエンタメ化してしまう着眼点とお笑いの実力がないと成立しないことだと思っています。

引き続き応援する予定です。




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