外は雨、天井はグレー、部屋の片隅に残された。
清潔感のあるそのシーツに、
薄暗いグレーの天井。
肌触りが良く
ノースリーブの私の肌を冷たいシーツが撫でる。
外は雨だった。
なんとなく外に飛び出して
雨に濡れて
誰か強く私を抱きしめてくれないかな。
孤独感だけはいつもそこにあって。
部屋の片隅に置きっぱなしの私の気持ちも、
何かで埋められないから
もう諦めたその感情も。
言葉にしたら浅くて、
稚拙で
それくらいがちょうどいいのかもしれないとも思う。
グレーの天井、
髪にまとわりつくシャンプーの甘い匂い。
全部が今は心地よくて、
今日私は死ぬ。
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