何がしたいのか、どんな人になりたいのかそんな自問自答を繰り返し自暴自棄になってから初めて自分と向き合えた。

大学受験、それは高校生にとってはすべてを悩ませる元凶ともいえる存在です。

やりたいことが決まっていない人や、特に何も興味がない人、とりあえず漠然といいとこに行けたらいいなくらいにしか決まっていない人がほとんどだと思います。

高校生の私達にはそれが人生を決める重要な役割を果たすイベントだと思っている人が多いと思います。だからこそ、先生が問いかける

あなたが好きなことは何ですか?あなたはどんな人になりたいですか?

そういう質問に答えられなくて心の中でもがき続けます。

勉強をしても、なんでこんなに勉強しているんだろう?ふとそう思ってすべて投げ出したくなったり親の期待に頭がくらむような思いだったりします。

私も、進学先も決まっていないこんな勉強量で果たして受かるのか。突然志望校が変わってしまったらどうしようとか、確固たる意志があって決めた志望大学ではないのでモチベーションが維持できず、なんどもなげだしたりしました。

試行錯誤をしても、その期間に先に勉強していたみんなは私を追い越しているだろうとかそんなことを考えて勉強方法を確立する期間ですらものすごくストレスでした。

急に結果が出るものと言われても、やっぱり焦ってしまうのも事実です。

いろんなストレスでついに全く勉強しない時期がありました。

したほうがいいのはわかっているけど、ただ勉強のやり方の動画をみて頭でっかちにばっかりなって、実行には移さないというのを繰り返していました。

そんな日がしばらく続いた時、東大の学部について調べていました。私は理系に進みたかったので、理系を見ているときふと、薬学部で4年で卒業する研究という方法に目が付きました。薬学部自体がすべて6年だと思っていたのでそれをみてから興味を持ち始めて、志願理由を考えていました。

今までは漠然と、なんとなくの学部を目指していたせいでやるきが継続しなかったのですが

家族に薬をたくさん飲まなければいけない病気の人がいて、その人のことがふと頭によぎりました。

もしそういう人たちが少しでも楽に薬を服用出来たら、服用しやすい数に減らすことができればと。

そう思ったとたん今までの自分勝手なただ肩書のためにとか私欲のために考えていたのが一変して

誰かのために私が開発したいと思いました。

動画で講義を見られるアプリがありそれで、もう一度勉強を開始しました。するとそういうことだったんだと理解できる喜びと何かを学習する楽しさを改めて感じることができました。

そして思い出したのです。

なぜ、私が勉強をあんなにしていたのかと。

勉強は新しいことを学んで、理解して、自分の知識になり、世界が広くなるのだと

こんなにワクワクするものがほかにあるのかと。

その本質を忘れて表面の受験というのに追い回されていたから疲れたのだと思いました。

自暴自棄になってもいい。

自暴自棄になって自分に一生懸命向き合ってその中で見つけたより確信を持てるものに一生懸命になってほしいです。

学歴のため、収入のため、そういう表面のことにばっかりとらわれているといつしか心が迷いだすんです。

なんで勉強しているんだろう

迷わなかった人はこれから見つけてください。

迷った人は、投げ出して考えて、それでも勉強したいならいつか答えは見つかります。

こんなに情緒不安定な私が高2の冬にやっと見つけたんです。

大丈夫です。

自分に向き合う時間は思っているよりも必要です。

違和感は膨張していくだけなので、早めにつぶしましょうか。

受験など応援しています。


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