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一人旅のすヽめ

ヨーロッパに住んでると、クリスマスなどの帰省シーズンに友達が実家に帰ってしまい1人になることが多い。

そういう時期には別に研究したり論文を書いたりして過ごしても良いのだが(むしろ研究者としてはそうするべきかも知れない)、僕は都合の良い人間なので「せっかくヨーロッパにいるんだし旅行しないと損だ!」という言い訳のもとよく一人旅に出る。

今までイタリアを中心に色んな都市を観光してきたが、この記事では最近に行ったウィーンを例に最大限一人旅を楽しむ僕なりの方法を紹介したいと思う。

  1. 予約
    まずは目的地に行くまでの交通手段と宿泊先を決める。
    今回はflix busという高速バス。宿泊先は4人部屋のドミトリーにした。
    共同部屋に泊まるメリットは友達ができること。今回はオーストリア在住のフランス人と仲良くなった。「日本人は無宗教なのに我々ヨーロッパのクリスチャンよりモラルがある」とか言ってて面白かった。
    デメリットはルームメイトの寝息がうるさい場合があること。今回は僕以外の3人が全員いびきをかく人だった。耳栓やヘッドホンを準備した方がいい。

  2. 計画
    別に旅行計画を綿密に立てる必要は無い。ネットで適当に調べて行きたいところがあったら片っ端からGoogle mapに保存する。
    ここでのポイントは予算は気にしないことだ。今回のウィーン旅行では1ヶ月の給料がまるまる吹き飛んだが気にしてはいけない。(オーケストラのチケット高すぎる😭)

  3. 予習
    ウィーン旅行では博物館と美術館を梯子しまくる計画だったので、最大限楽しめるようにあらかじめオーストリアの歴史やオーストリア出身の音楽家、芸術家をざっと勉強した。と言っても神聖ローマ帝国の誕生からオーストリア=ハンガリー帝国の滅亡までのwikiの記事を読んだりモーツァルトやベートーヴェンの有名な曲を聞き直した程度のもの。本買ってまで勉強する必要は個人的には無いと思う。 

  4. 到着後
    ホテルに荷物を預けたらGoogle mapに保存した場所に行きまくる。暇になったらGoogle mapにある「busy area」てとこに行ってみる。すると意外とネットに載ってない面白いものが見つかったりする。今回の旅行では「Bella ciao」を演奏する馬を見つけた。 

  5. お土産
    観光地に行けばお土産屋さんがたくさんあるのでそこで買う。経験上変なキーホルダーとかよりもお菓子みたいなのが喜ばれる。
    自分へのお土産も忘れずに買う。僕はいつも印象に残った絵画の葉書を買う。ノートにまとめてあとで見返すと「なんでこんなんが刺さったんだ?」みたいな感じで当時の気持ちを思い出せて楽しい(たまに苦しい)。

  6. 帰り道
    寝る。ここで口座残高を絶対に見てはいけない。1ヶ月くらい経ってから「あれ?これ先月の給料入ってる?」みたいに思い出す程度でいい。

これ写真じゃなくて油絵なんですよ!すごくないですか?

以上が僕なりの一人旅の楽しみ方です。友達や恋人と行く旅行もとても楽しいけれど、一日かけて美術館を梯子したり現地の人と仲良くなるなど一人旅でしかできないこともあるのでこれはこれでまた別の楽しさがあります。

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