“二物衝撃”の俳句技法で文を綴る愉しみ
今春にできた一句。里山に登ったときに、残雪の中に見つけたフキノトウで、蕗味噌をつくった時に思い浮かんだものです。
私の俳句のお師匠からは、「“厄年”と“苦さ”の取り合わせがよい!」とお褒めのことばを頂戴しました!
(ちなみに私の原案は 厄年に 蕗の苦さの 味占める)
「取り合わせ」とは、俳句の技法の一つで、例えば短歌では「掛詞」(同じ音で、異なる意味を示すもの)が花とされるように、異なる事柄と事柄(片方一つは季語のことが多い)をぶつけることで、はじめて立ち現れてくる主題や