@onefive Blue Winter 2020 ライブレポ
ライブレポート募集企画があり、そちらに応募するつもりで挫折したレポート。なかったことにするのも悲しいので、こちらに掲載。
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オープニングからスタンバイする4人のシルエット、流れてきたPinky Promiseのイントロで始まった@onefiveのオンラインライブBlue Winter 2020。
Pinky Promise
ソロになってすぐ「生歌だ!」とわかった瞬間、4人の緊張感がこちらにも伝わってきたようでドキドキが止まらず。
ライブパフォーマンスは何度か見ているが、記憶を頼ればおそらく生歌パフォーマンスは初めてのはず。
普段、元気いっぱいのKANOさんの声が少し震えていたり、ちょっとおとなしいかな?と、感じられたり、こんなところも見られるのもまさにライブの臨場感!
@onefiveは4人がパフォーマンスを見事に揃えるのはもちろん、個性や長所が違う4人がそれぞれの良さでフォローしあって全体のレベルの高さを見せられるユニットだと思っているけれど、期せずして最初の曲でそれが見られたことは、長く見守っているファンにはある意味、嬉しいことだったりするかもしれません。それができる4人なんだよね~って、たぶん誰もが思ったはず。
MC
Pinky Promiseのパフォーマンスを終えてMCになると、ようやく緊張感もほぐれてきたのか、いつもの4人の笑顔や16歳の女の娘らしい話題で盛り上がる。18カ国からオンラインライブに参戦しているファンたちからのチャットを紹介しつつ、前回のライブからの間の話などを紹介。
何気ない会話のはずなんだけど、ユニット結成当時から、はては小学生の頃から4人を見ているファンには、会話の一つひとつにいろんな意味を感じるし、変わってない関係性にほっこりできるし。
トークでも堪能できるというのは@onefiveの大きな強みの一つ。とは言え、ユニット結成時のみならず結成前からの情報や関係性を知っていないとピンと来ない部分も多いと思いますが、新規でファンになった人でも、あちこちに残された情報を遡っていくと、ほぼ同じような情報を知ることができるのも、芸歴の長い4人が揃っている@onefiveの良さだなぁと、改めてしみじみ。
雫
いよいよ、本日の大きな楽しみだった 雫 のライブパフォーマンス。
雫のインストでダンスバージョン、配信シングルリリース、リリックビデオの公開を経て曲はよく知っているものの、ダンスと歌を含めたパフォーマンスは初なので、もうここを見逃したら、後々、自慢ができないです(笑)
MCから笑顔でフォーメーションに入るところを見ると緊張もほぐれてきたのもわかったので、期待しかありません。
完全版のダンスは、インスト版のダンスをもとに新たに振り付けられたダンスといった感じ。インスト版の振りを随所に取り入れてフォーメーションの変化も多いし、ソロを歌うメンバーのバックで踊る他のメンバーのダンスも大きくダイナミックだし、リズムを取るのも難しそうなステップが目を引きます。
雫のダンスで改めて4人のパフォーマンスが非常に伸びているのを感じられて鳥肌。ダンスの正確性やシンクロ、キレなどは実績があるので安心していたしもちろん期待に応えるものだったけれど、インスト版の振りに比べて歌がある分、ゆったりした振りとメリハリがよく効いていてさらに進化した印象がありました。
ビートが効いて複雑なトラックに優しいメロディーのカッコいい雫は、女性らしい優しさやしなやかさをしっかり表現しつつも、パワーやスピード、キレをしっかり見せないと輪郭がボケるしダルくなってしまうと思っていたけれど、メリハリとともに個々の個性、良さを見せることでそんなところは全然感じられなかったのはさすが。
この日に披露された他の曲、ダンスでも同じ印象を受けたけれど、可愛いからカッコいいまでコロコロと表情が変わり、一瞬のタイミングで視線を奪うMOMOさん、ダイナミックなダンスのキレがありつつもフォーメーションのバランスを意識してアンカーのような安定感のKANOさん、正確性と手足の長さを存分に活かした大きなダンスでパフォーマンスを締めるGUMIさん、同じく手足の長さを活かしたダンスが得意だけど最近はさらにしなやかさをより表現して華やかに踊るSOYOさん…そんな個性が1曲の中で随所に飛び出すのだから楽しくてしょうがありません。
そうした個性がありながらも複雑なコンビネーションでもストップが揃うので、ビートが効いたトラックをより気持ち良く聴かせてくれる。贔屓目差し引いてもこのユニットは強い!と自信を持って言えます。
歌は音源かな?と思ったけれど、実際には生歌+被せって感じかもしれない。音源より歌の表情が豊かに聞こえました。もしも実際には音源だけだったとしたらダンスや表情などでそう聞こえた(ように感じた)ということだから、トータルのパフォーマンスとしては成功でしょう。生歌も加わっていたとしたら、徐々に被せが減った生歌パフォーマンスも期待できるし、きっと表現力がものすごい曲になるだろうなぁ。
Lyric Video
Instrumental Dance Video
アンサンブル
BoAの名曲、メリクリをSOYOさんのピアノ弾き語りでカバー。ピアノのイントロからKANOさん、GUMIさんとソロが続き、コーラスでは4人でハーモニーを響かせてくれました。2番にMOMOさん、そして弾き語りでSOYOさんのソロ。大サビにむけてちょっと大人っぽいバラードを聴かせてくれる4人。
4人で歌ってくれてびっくりしました。この曲、低いところから高いところまで音域が広いし表現力のいる難しい曲なのに頑張ってくれました。
発表当時のBoAは好きで、この曲もリアルタイムで聴いていたけれど、当時のBoAでも難しい曲だな…と思ってました。サブスクにあるのでぜひ聴いてみてほしいのだけれど、Aメロの低音部は彼女でもきつそう。
特にSOYOさんは自身のパートをピアノ弾き語りで、しかもハモりまで担当して大変だったと思います。お互いにメンバーへの信頼が感じられて素敵なパフォーマンス。
4人ともソロは緊張したと思うけれど頑張ったしハーモニーも素敵。落ちサビから大サビにかけて気持ち良くなってきたのが聴いていてわかったし、ラストに向けて伸び伸びと歌う4人の声が重なり合った瞬間はやっぱりぞくぞくしてたまりませんね。いつか、歌メインのラヴソングだって期待しちゃいます。お年頃ですしね♪
終わった途端に緊張から解放されてはじけている様子を見ると、本当に緊張してたんだなってのがよくわかるし、それくらい一生懸命にパフォーマンスしてくれて感謝しかありません。
誰かに感謝を届けるメッセージ
Blue Winter 2020 のグッズ紹介とファンが利用しているメッセージ募集した中から紹介。そして、ファンから募集した「誰かに感謝を届けるメッセージ」を紹介しながら、メンバー同士でも感謝を伝え合う素敵な時間。
さくら学院に転入してきたのは小学生5年生、6年生だけど知り合ったのはもっと前だったりするし、そこから築いた関係は卒業に向けて強固になってきたと思うけれど、そういう時期に心を許しあう仲間だからあえて口にしなかった気持ちもあるんでしょうね。ま、お互いわかってることだから。
でも、こういう機会にちょっと口にしてみるのってやっぱり素敵です。
ダンス ~Snow White Castle~
@onefiveの楽曲を手がける辻村有記さんの Snow White Castle に乗せてのダンスパフォーマンス。
この曲もそうだし、この曲が収録されたEP Snowflakes の曲はどれも良いんですね。踊れる曲だし、いつか、このEPのダンスビデオとか公開されたら辻村有記さんファンの方も喜んでくれるんじゃないかなぁ。
曲にあわせたストーリー性のあるダンスと、4分間カメラ1台ワンカットでフロア全体を使ったパフォーマンス。あとから振り返って冷静に考えると、それを生で披露するとか、彼女たちの才能を考えても驚きでしかありません。この辺はさすがの舞台度胸と経験ってことなんでしょうね。
夢の世界へ誘うような導入部のMOMOさんがとっても表情が豊かで、さすがに女優さんだなぁとしみじみ。アンサンブルがどういった趣向なのかまったくわからず見ていたこちら側を一気にパフォーマンスの世界観に引きずり込んでゆく表現力は、ダンススキルとはまた違った才能でそこをMOMOさんが担当するのは納得。
「ねぇ」でMOMOさんカメラ目線がっつりの笑顔にやられたままどんどんと素晴らしいダンスが展開してゆく。GUMIさんのバレエステップ、KANOさんのシャープなダンス、椅子などの小道具を使ったフロアダンスなど次々に展開していき4分間があっという間。
それにしても本当に楽しそうにパフォーマンスをする4人だなぁ…というのが一番印象に残りました。
良いものを届けたいという想いで一生懸命、難しい課題に挑戦しているはずなのに自然に笑顔になっている表情を見ていると、4人でいること、表現することが心の底から大好きなのだろうなぁって感じられてこちらがほっこりしちゃいますね。
「大好き」「楽しい」「嬉しい」なんて気持ちを伝えたいと言葉で言うのは簡単だけど、自分たちが心からそう思って表現して自然とこちらに伝わってくるなんて経験はなかなかできません。本当に貴重な4人です。
とても大変な時期だし、難しい問題や厳しい現実を抱えて暗い気分を払拭できないファンも多いだろうけれど、きっと彼女たちの想いは伝わったはずと信じています。
MC 来年の目標・やりたいこと
GUMIさんはコロナが収束したら地方に行きたい。全国のZeppを巡るツアーをやりたいと抱負。メンバーもぜひ行ってみたいと嬉しそう。
Zeppのない地方民としては苦笑いだけど、本当に生で観客席で@onefiveのパフォーマンスを見て応援して感謝を伝えられたらどんなに良いだろうと思わざるを得ません。
まだ見ぬ世界
ラストは まだ見ぬ世界。これも生歌でパフォーマンス。ダンスも一層大きく伸びやかに披露された。
生歌パフォーマンスの「まだ見ぬ世界」これも驚いたけれど、ダンスや表情はむしろさらに力が抜けて楽しそう、気持ちよさそうなのが満開だし、初見はあっけにとられてよく覚えていなかったりします(笑)
後半のラップパートは、ダンスのフォーメーションも速くて大きく変化するし、歌割りも多いし、体力的にも大変だったと思うけれど、見どころ、聴きどころを堂々とパフォーマンス。滑舌やボイトレのレッスンも受けさせてもらえたと報告がありましたが、その成果はしっかりと出ていたんじゃないかな。
いったいどこまで伸びしろあるのだろう。どんどん進化してゆくのが見られて本当に嬉しいです。
歌やダンスのライブを見てこんな風に思うのはちょっと変なのかもしれないけれど、ライブで歌やダンスを見られるのはとっても嬉しいし楽しいし素晴らしい体験なのだけれど、それだけじゃなくモデルをしても、もしかしてこれから演技やトーク、様々な体験がすべて@onefiveのパフォーマンスなのだろうな…と、ますます思えてくるので、そんな経験をいっぱいさせてくれる@onefiveの新しい挑戦をたくさん期待しています♪
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