「自己犠牲」を捨てて自分を大事にするには？

今回で4度目のご登場。
もはや“お得意様”とも呼べる存在の「助走」さんからのご相談。
既に3回もご相談を頂いてお悩みが解決しないのは、私の回答がクソの役にも立っていない何よりの証拠でございまして、深く反省しております。面目次第もございません。
それでもこうして4度目のご相談を頂けるのですから有り難い。
誠心誠意お答え申し上げます。それではご相談文を。

４回目の相談です。常連になっている「助走」です。 現在迷走状態ですが、前向きになりたいため名前を「助走」としました。 介護福祉士の婚約者と破断しました。 過程と内容は割愛させていただきます。籍を入れる前に相手が不誠実な人間であることが判明したとだけ言っておきます。 前回のフェル先生のお答えにより、「ん？」と疑問を持ち行動できたことが判明のきっかけになりました。 先生、取り返しのつかない事態の前に（私の婚歴に傷がつく前）にお答えくださり多謝です。 さて今回もすみませんご相談です。 私は「自己犠牲」と言いますか、自分を後回しにしがちなのですが、 自分を大事にする方法を教えていただきたいです。 人間関係の悩みもそうですが、私は相手に合わせすぎて（顔色を窺ってしまう）軽く扱われます。元彼もおおもとはそれが原因かと思います。 相手を「ダメンズ」にしてしまう（お母さんになるとは違う）ようです。 相手に疑問を持つこと自体が悪と考えてしまいます。 精神的に婚活はしばらくお休みしますが、しかし将来「家族」が欲しいです。 その為の努力として、「自分を大事にしたい（自己中でなくて）」です。 軽度のADHDや自己免疫疾患という持病もあるため、自己評価が低いのも関係あるかもしれません。 フェル先生、何か自分を大事にするトレーニングをご存じないでしょうか。 急ぎではないので他の方を優先してくださって構いませんが、是非教えていただきたいです。（※これは自己犠牲ではないです） あと余談ですが、わたくしこの度会社にて正社員の打診を受けました。 社内のMBOを達成できれば、元カレ（私の３つ上）の年収を超えられる予定です。元カレざまぁ。
 
36歳　女性　画家・イラストレーター・デザイナー　助走

あらら。婚約破棄ですか、それはお気の毒。
でもまぁアレですね。結婚前に婚約者がダメンズ（この言葉を使うのは15年ぶりです）と分かって良かったじゃないですか。助走さんの仰る通り、結婚してからでは遅いですからね。とまれ、4度目のご相談は「自分を大切にしたい」。そのためのトレーニング方法を学びたい、とのことですが、その前に大切なことをひとつ。
ご相談の最後に、ご自身の年収が元彼のそれを上回り、「元彼ざまぁ」と毒を吐いておられますが、ちょっと待って。
相手がどんなにクズ野郎であろうとも、一度はご自身が結婚しようと選んだ相手に対してそれは無い。年収が上回るから「ざまぁ」ですか。なんて下劣な。
貴女の不幸の源は、全てこの発想にあると思いますよ。自己評価を云々する前に、まずはこの発想を正すべきだ。