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男性と女性の更年期と仕事への影響

国会議員にて構成されるフェムテック振興議員連盟の勉強会に傍聴参加しました。今回もテーマは更年期でvo.2となります。

※私たち「フェムテック地方議員ネットワーク」は地方議員の学びのコミュニティで超党派の活動です。

【更年期の症状と障害】
更年期世代の女性のうち、何らかの症状を有している人は80%で、ほとんどの人に症状があるということがわかります。一方で、生活に支障がある人(更年期障害)は30%と言われています。症状は、ほてりやめまいなどが一般的に知られていますが、200種類にもなり、複合的に発症することとが多いそうです。更年期だと気づかずにすぐに産婦人科を受診せず、他の診療科を複数渡り歩いてからわかるなど、複数科受診の課題もあるそうです。

【更年期症状のメカニズム】
閉経の前後5年間に女性ホルモンが減少することで、女性に様々な症状が出やすい傾向にあるようです。女性は主に産婦人科への受診となります。「簡略更年期指数(SMI)」というセルフチェックがあり、受診の目安となります。

【男性にも更年期はある】
男性は女性より緩やかにホルモンが減少するのですが、ほてりやイライラ、睡眠障害など、女性の更年期と似たような症状があるとのことです。男性は主に、泌尿器科や内分泌内科への受診となるそうですが、男性は精神神経症状が多いそうで、その際は心療内科を受診することとなるそうです。「AMSスコア」という男性版のセルフチェックがあり、受診の目安になります。

<私たちは何から取り組むか>
女性のSMIスコア、男性のAMSスコアという、誰でもいつでも自分でできるセルフチェックを身近にしていくことは、すぐにできる取り組みのひとつではないかと、前回から各自治体の考えを確認しています。健康診断の回答チェック項目に含む取り組みは急務だと考えます。がん等検診の受診票と共に届けるとか、私たち自治体レベルでできることがあると思い、各地で調査を続けています。

<special thanks>有馬牧子先生、この度はご丁寧にありがとうございました。

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