デリケートゾーンから生理痛への影響
生理中は、ホルモンの影響や生理用品の影響で、デリケートゾーンの変化が起こりやすいんです。そして、デリケートゾーンの変化が生理痛に影響を及ぼすこともまたあります。
今回は、相互に影響を及ぼしている生理とデリケートゾーンの関係、そしてデリケートゾーンから生理痛への影響について解説していきます!
1,生理とデリケートゾーン
デリケートゾーンは、生理周期にともない変化が起こりやすい場所。ホルモンバランスの変動や体内環境の変化が影響し、デリケートゾーンの状態も変わりやすくなるんです。
生理中のデリケートゾーンについて説明します。
・ホルモンバランスの変化
生理周期に伴い、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが変動します。潤いを保つエストロゲンに比べ、排卵後にプロゲステロンが増加すると、デリケートゾーンが乾燥しやすくなり、乾燥による痒み等を招き、敏感さが増す場合があります。
・pHバランスの変化
生理中は、経血によってデリケートゾーンのpHバランスが一時的に変わり、通常の酸性から中性または弱アルカリ性に近づくことがあります。この変化が原因で、細菌が繁殖しやすくなり、かゆみや不快感を感じやすくなることがあります。
・感染リスクの増加
生理中は、ナプキンやタンポンなどの使用により、デリケートゾーンが蒸れやすくなります。湿度が高まることで細菌やカビが増殖しやすくなり、膣炎や膀胱炎のリスクが高まります。最近ではお肌や身体に優しい、ノンポリマーの月経用品も多く出てきたので試してみられることもお勧めします。
2,デリケートゾーンから生理痛への影響
デリケートゾーンの環境が悪化すると、生理痛を感じやすくしたり、不快感が増したりすることがあります。
・炎症やかぶれによる不快感
デリケートゾーンのかぶれや炎症があると、生理中の敏感な状態がさらに悪化し、痛みや不快感が強く感じられることがあります。炎症が進むと、通常の生理痛に加えて違和感が増し、より強い痛みやヒリツキを感じられることがあります。
・感染症による影響
膣炎や尿路感染症など、デリケートゾーンでの感染症がある場合、炎症や腫れが生理痛を悪化させることがあります。感染症があると、周辺の組織が敏感になり、通常よりも強い痛みを感じやすくなることがあります。
・緊張による影響
デリケートゾーンに不快感があると、自然に骨盤周りや下腹部に力が入りやすくなります。この緊張が生理痛を悪化させ、骨盤の筋肉が硬直しやすくなるため、生理痛をより感じやすくなることがあります。
・生理用品による摩擦
生理用品がデリケートゾーンに摩擦を引き起こしている場合、それが刺激となり、下腹部の違和感や生理痛が悪化することがあります。特にかぶれやすい人や肌が敏感な人は、摩擦による刺激が生理痛と相まって、不快感が増すことがあります。
3,生理痛への影響を抑える、デリケートゾーンケア
デリケートゾーンの環境を整えることで、生理中の不快感を抑え、生理痛を和らげることが期待できます。
生理痛を和らげる、デリケートゾーンケアを紹介します。
・デリケートゾーンの清潔を保つ
こまめにナプキンやタンポンを交換し、雑菌の繁殖を防ぎます。
・保湿
デリケートゾーン”専用”の保湿オイルやクリームを使用し、摩擦や乾燥を防ぎます。
・温かく保つ
デリケートゾーンに不快感があると、自然に骨盤周りや下腹部に力が入りやすくなったり、骨盤の筋肉が硬直しやすくなるため下腹部や腰周りを温め、血流を促進することで、筋肉の緊張がほぐされ生理痛を緩和します。
これから寒い季節、ホッカイロ等利用されることもお勧めします。
4,おわりに
いかがでしたか?今回は、デリケートゾーンから生理痛への影響を解説しました。相互に影響を与える生理痛とデリケートゾーン。生理中はなかなかしんどいですが、デリケートゾーンを清潔に保って少しでも不快感をなくしていきたいですね!
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