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女性ホルモン「エストロゲン」が低下すると太る!?

更年期に入り、体型が気になりだしてきた…なんてこと、ありませんか?実はそれ、更年期による女性ホルモンの減少が原因かもしれません。
今回は、女性ホルモン「エストロゲン」の低下と体重増加についてご紹介します!

1,エストロゲンの役割

エストロゲンは女性の生殖機能に重要な役割を果たすホルモンですが、それだけではなく体重と脂肪の分布や代謝にも影響があるんです。

・脂肪分布
エストロゲンは脂肪の蓄積場所に影響を与えます。エストロゲンのレベルが高い場合、脂肪は主に腰や太ももなどの下半身に蓄積されやすくなります。一方、エストロゲンのレベルが低下すると、脂肪は腹部に蓄積されやすくなります。

・代謝
エストロゲンは代謝に影響を与えます。エストロゲンが糖代謝や脂質代謝を行うことで基礎代謝を一定のレベルで保っているんです。

・食欲の抑制
エストロゲンは食欲を抑制し、食事摂取量をコントロールする効果があります。

2,エストロゲンが低下すると起こること


更年期や閉経に伴いエストロゲンのレベルが低下することで、太る要因が生まれてしまいます。

・脂肪分布の変化
エストロゲンの減少により、体脂肪が腹部に集中しやすくなります。腹部脂肪の増加は内臓脂肪の蓄積に繋がり、健康リスクが高まります。

・代謝の低下
エストロゲンの低下は代謝率の低下を引き起こします。これにより、同じ量の食事を摂取していても、エネルギー消費が減少するため、体重が増加しやすくなります。

・食欲の増加
エストロゲンが低下すると、食欲を抑制する効果が減少し、食事摂取量が増えることがあります。これにより、カロリー摂取が増加し、体重が増える原因となります。

・筋肉量の減少
エストロゲンの低下は筋肉量の減少を引き起こしやすくなります。筋肉量が減少すると基礎代謝率が低下し、エネルギー消費が減少します。

・「インスリン抵抗性」の増加
エストロゲンの低下は、血糖値の調節に重要な役割を果たすインスリンに対する反応が鈍くなり、る「インスリン抵抗性」の増加にも関連しています。
これが体重増加や脂肪蓄積を助長する要因となります。また、インスリン抵抗性があると、細胞がインスリンに対して鈍感になり、糖尿病の前兆となることもあります。

3,エストロゲン減少による体重増加対策!

エストロゲン減少による体重増加への対策は、何よりも食事と運動です!

【バランスの取れた食事】
・食物繊維
野菜、果物、全粒穀物、豆類など食物繊維が豊富な食品を摂取することで満腹感を得やすくなり、過食を防ぎます。
・タンパク質
鶏肉、魚、大豆製品など、良質なタンパク質を積極的に摂取することで筋肉量を維持し、基礎代謝を高めます。
・良質な脂肪
過剰な糖質や不健康な脂肪の摂取を控えることも大切です。オメガ3脂肪酸を含む魚、アボカド、ナッツなどを摂取することで、炎症を抑え、ホルモンバランスの維持に役立ちます。

また、十分な水分摂取は代謝を促進します。1日あたり約2リットルの水を目安に摂取すると良いでしょう。

【定期的な運動】
・有酸素運動
ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動は、カロリー消費を促進し、心肺機能を向上させます。
・筋トレ
筋力トレーニングは筋肉量を増やし、基礎代謝を向上させるために重要です。筋肉は脂肪よりも多くのカロリーを消費します。

あまり激しいのもだと怪我をしてしまうこともあります。無理せずご自身の合った運動を選択してくださいね。

4,おわりに

いかがでしたか?今回は、エストロゲン減少による体重増加の関係性について解説していきました!
更年期による影響と分かっていれば、体重増加への対策方法も変わりそうですよね。更年期に入り体型が気になりだしている方、ぜひ食事や運動を意識してみてください!


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