☆ 面倒くさがりやは、 "以心伝心" が好き、、、

鍛練と精進が足りないので、まだ、師匠のできることが、少しもできない
たとえば、夜、弟子の寝部屋で、師匠の作った夕飯のチャーハンは
辛すぎた、肉が少なかったと、ヒソヒソ愚痴をいってるのが
別棟で20m以上離れている師匠の部屋で、よく聞こえると言って笑われた
また、師匠が外国にいる兄弟弟子と連絡を取る時には
ほとんど、"以心伝心"のような方法で、するらしい
これは、是非教えてもらいたい、と思ってる

師匠に師事して2年目だが、今、特に集中して、学んでいるのは、瞑想だ
瞑想の実技だ
書物も多くあり、座学としての学習は、だれでも手軽にできる
うわべだけの知識は、広範囲にえられる

しかし、実技は、身近で、まともな実践者から学ぶのが、一番だが
そんな都合の良い実践者は、いない
まともな実践者は、リアルな生活の実践で、たいてい忙しいのだ
師匠は、ホントに希な存在だと思う
夕食も、たいてい作ってくれるのだから、、、

瞑想を進めていくとき、はじめに出会う言葉は、座禅系の書物によく出てくる「調身」「調息」「調心」 のセットだ
師匠に出会うまでは、この3点セットは、瞑想の極地(致)へたどり着くための
必須アイテムで、三種の神器のようなものだから、手放してはならぬ、と思い込んでいたものだ
しかし、師匠には、即 
「ゴミは 捨てなさい 」  と、言われた
「ハアー、、、、エッ、、、!? 」  
素直な弟子は、その後、すぐに納得した

座禅スタイルで瞑想を実践するとき、はじめのうちは、「調身」は役立つ
背筋を伸ばし、アゴを浮かさず、前方を水平に見る、または、数メートル先の床面の一点をみる、とか、色々、、、
自分の骨格、肉付きなどをふまえたうえで
瞑想にはいるためのブレナイ姿勢をつくる、という点で
「調身」は、役に立つわけだ

「調息」も、師匠のもとへ来るまえから、もちろん試していた
いつも悩みながら、、、
呼吸の終点を丹田として、わずかに開けた口や鼻口を空気の吸気口
呼気の排気口として、一定の拍数を数えて吸い、また、吐く、、、
ほかには、吸ったら、そこで一旦留める、とか、吐くときはゆっくりと長くとか、色々やった
今では、師匠の言う通り、ゴミ

「調身」の段階で、安定した呼吸ができる姿勢ができれば
それでよいというのが、自由人の流儀である
気持ちが落ち着く、こころが静まる呼吸をしていけばよいのだ
呼吸の方法にとらわれ、捕まってしまって、先へ行けないのは
本末転倒になる
その時の心の状態、静まらない感情などなどで、呼吸がなかなか、
整わないこともある
それも、瞑想の初歩のテーマということになる

「調心」 これは、確かにゴミだろう
師匠に言われるまでは、これこそ、重要な鍵だ、おろそかにしてはいけないくらいに思っていたものだ
瞑想というマラソン大会で、沿道沿いに、また、角を曲がった沿道にも
「調心、調心、調心 、 、 、 」と、横断幕があげられていたり
かけ声をかけられたら、こころが割れてしまいそうだ
「調心」は、ほとんど目的地のようなものなのだから

百均は、よく行く
大型店で、ほしい物のあり場所を聞いたとき
店員さんが、どこか遠くの天井辺りを指差しながら
「アッチのほう、△△と書いてある棚にあります」 と、言われたことが
何度かある
分かってるヒトには、分かる説明だろうが、分かってないヒトには
アッチは、謎でしかない
横断幕の「調心」、アッチと同じ謎になる

瞑想の世界も  
百均の店内案内も
気になることは、まともな言葉で、明るみに出して、納得しないと
先へは進まない

でも、面倒くさがりやは
本当は、言葉も面倒だから、何とかできないか、、、と思っている
コッチの脳から、直接、アッチの脳へ、飛べないだろうかと、、、

師匠の"以心伝心"は、是非、モノにしたい

 

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