実はPMSへの対応策は二種類に分けられる。
こんにちは!皆さんはPMSのつらい症状をどうにかする方法が知りたいと思ったとき、どんな言葉を検索タブに入力しますか?「PMS イライラ 対策」「PMS むくみ 改善」「生理前 症状 なくす」…などでしょうか。
では、その検索結果がなんとなくしっくりこなかったという経験はありませんか?
もしかしたらそれは、情報発信元もあなたも「PMS症状の軽減策には二種類ある」という前提を明確に意識していないからかもしれません。
今回は、PMS軽減策を二種類に分ける基準と、両者の代表的なPMS軽減策をざっくりお伝えしたいと思います。皆さんのお役に立てたら幸いです。
PMS軽減策の分類
PMS軽減策の分類は、「対策」と「対処」です。この二つを国語的に説明すると以下のような内容になります。
「対策」…相手の態度や事件の状況に対応するための方法・手段。
「人手不足の対策を立てる」「対策を練る」「税金対策」
「対処」…ある事柄・状況に合わせて適当な処置をとること。
「緊急事態に対処する」
※Google辞書「対策」、「対処」より
この二つは何らかの状況に対して何かをするという意味では同じですが、何かをするタイミングで比較すると以下のような違いがあります。
「対策」…何かが起きる前に行うこと。
「対処」…何かが起きた後に行うこと。
※毎日新聞 コトバ解説より
つまり、対策と対処には、症状が軽減されるように生理前の前の時期に行うか、起きている症状を軽減するために行うかという実行タイミングの違いがあるのです。
以降は、PMS症状軽減策における対策と対処はどういったものなのかを解説していきます。
PMS対策とは
まず、「PMS対策」は、継続することで来たる生理前の症状を軽減することが目的です。
例えば…
食事のバランスに気をつける/適度な運動をする/サプリメントで足りない栄養素を補う/睡眠時間・質を確保する/PMS軽減目的の市販薬を服用する/適度にストレス発散をする など
即効性は期待できないものがほとんどです。こういった対策は、生理前だけでなく日常的に上記の食事管理やら運動やらを継続して、それが「原因と症状にフィットする」と生理前の不調が軽くなります。従って、実際に効果を出すためには、個人がその人固有のPMSの要因を把握し、それに対して対策をたてる必要があります。
PMS対処とは
二つ目の「PMS対処」は、「いま起こっている症状」を乗り越えることが目的です。
例えば…
ハーブティを飲む/温かい飲み物を飲む/リラックス音楽を聴く/アロマ・お香などを焚く/身体を温める/寝る・横になる/深呼吸をする など
自分が息抜きできるリラックス法が中心になりますが、こちらは「PMS対策」に比べてバリエーションが少なく、各所で取り上げられたり注目される頻度が低いです。
メディアでよく特集されているPMS対処法が「結局は休むのが一番」とまとめられることが多いということは、前の記事でもお話したとおりです。
求めているのは「対策」か「対処」か?
「いま」の心の動揺を軽減する方法が知りたいのにすぐには効果が出ない方法が出てくる…。次の生理前に向けてPMSを軽減する方法が知りたいのに、いまが生理前である前提の記事が出てくる…。
PMS軽減策を調査するときは上記の二種類の違いを念頭に置き、いま自分が知りたいのはどちらかを意識しておかないと、こんな風に検索結果に納得できずモヤモヤする…という結果になりかねません。
しかし、すべての情報提供サイドが対策と対処を明確に使い分けられているわけではなく、二種類が混同して紹介されていることが多いのが現状なので、私たちが意識するだけではモヤモヤ解消には至らないのが残念なところ…。
ただし、PMS軽減策にはいま起こっている症状にできることと次の生理前の症状軽減に向けてできることの二種類があるということを理解していれば、PMSを乗り越えるための自分なりのプランをより充実させられるのではないかと思います。
PMSに悩む方にぜひ参考にしていただきたい、「PMS軽減策の分類」についてご紹介しました。あなたのお役に立てれば幸いです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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