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V6と歩んだ26年は間違いじゃなかった

2021年11月1日、V6が解散した。

配信で見るつもりでチケットも買っていたんですが、ギリギリになって、友人の恩恵で現場に行けることになり幕張へ。

「ただただ楽しかったです」

これは井ノ原氏が言った言葉だけど、私をはじめ、この公演を観ていた多くの人が同じ気持ちだったんじゃないかと思う。

かっこいいキレキレのダンスに、わちゃわちゃ可愛いトーク、そして思わず口ずさんでしまう(発声禁止だから堪えるw)楽しい楽曲たち。

本当にすべてがいつも通りで、楽しくて嬉しくて、これが最後だってことを忘れてしまいそうになる。

この空間を記憶に焼き付けたい

最後の日、私の席は3階の最後列、いわゆる天井席(笑)
でも昨日はそれが嬉しかった。位置的に会場のちょうど真ん中あたりだったので、全体が見渡せる…最高の場所。

現場に行けると決まった時から決めていた。
ステージで6人が踊る姿、それを包む客席のファンも含めた、この「ブイコン」という大切な大切な景色を、目に焼き付けよう、
会場をつつむ、あの大好きな空気を、絶対に忘れないように覚えておこう、と。

いつも通り双眼鏡も首から下げてたんですが、一度も使わなかった。

初めての会場なのに、これがラストコンサートなのに、その景色はあまりにもいつも通りで、ずっと涙が零れ続けていた。

私はV6もファンも全部ひっくるめた、ブイコンというこの場所が大好きだ。

26年間、嫌なことがあっても、辛いことが続いても、ここに来ることを思って頑張った。ここにはいつだって、どんなご褒美よりも幸せな時間が存在していて、言葉では説明できない多幸感が全てを包んでくれた。

メンバーが笑っているだけで嬉しい

彼らの笑顔は、精神安定剤のような効果がある。
6人でわちゃわちゃしているだけで、不思議と色んなことが報われた気がするw
本当に、今まで彼らの笑顔にどれだけ救われたか分からない。

だから終盤、1人づつの挨拶で、長野くんの「みなさんの心の中に僕らの笑顔があるように、みなさんの笑顔も僕たちの心の中にあります」で、完全に涙腺が崩壊しました。

健ちゃんは最後までファンの代弁をしてくれていた。
「『どうして私がそこ(現場)にいないの?』って思ってる人もいると思います」って、それは「ファンの気持ちが分かる人」の言葉じゃなくて「ファン本人」の言葉そのままなんですよね。
我慢しないで泣いていいとか、僕も寂しいとか、まだ上手く笑えない私たちに、いつも寄り添ってくれて、最後まで救ってもらいまいした。

そして「俺たち解散したことないからさあ、どんな挨拶していいか分かんないんだよねw」って笑わせてくれる井ノ原氏…あんたやっぱり天才だよ…泣

本当にみんな笑顔で終われたのも、あなたのおかげです。
まあ、客席はみんな涙で顔がぐちゃぐちゃでしたけど(笑)

「俺たちがV6」

心残りがあるとしたら、最後のコールアンドレスポンスが出来なかったこと。

メンバーが「俺たちが」と言ったら、ファンが「V6!」と返すのが恒例だったから、あれはやりたかったなー。

このご時世だから仕方ないんだけど、声を発することが出来なかったのが、本当にもどかしかった。
コロナめ!!!

「今がいちばんということ」を最後まで更新し続けた

ご本人たちも言っているように、V6はずっと変化し続けてきた。
いつも新しいことにチャレンジし、ただ取り入れるのではなく、しっかりと咀嚼し、自分たちの形にして、私たちに見せ続けてくれていた。

だから、前のツアーの方がよかったとか、最近ちょっと違う感じがする…とか、そういうことは全くなくて。
すべてが繋がっていて、新しさも懐かしさも安心感も、全部が共存しているという、奇跡みたいな彼らの表現のすべてが、26年という長い年月、私たちを惹きつけ続けた。

最後のアルバムも、どの楽曲もめちゃめちゃチャレンジングで、知らずに聞いたらジャニーズだと分からない内容だし、でもしっかりとV6として完成されている。
それを魅せるダンスも最高にカッコイイ。

公式さんのハッシュタグにあった「今がいちばんということ」は、まさに彼らの歴史であり、彼らの目指してきたことなのではないかと思う。

そして最後の最後まで、彼らは「かっこいい」を更新して幕を閉じた。

友達と別れて一人になって、色んな記憶を反芻しながら思ったのは
「V6に出会えてよかった」「最後までブレない彼らは最高だった」ということ。私の26年は間違ってなかった。

こうして大好きなまま、最高の形で記憶に残せるのは、奇跡的に幸せなことなのかもしれない。
まだ寂しくて悲しくて、気が付くと泣いてるし、情緒もだいぶおかしいけど、健ちゃんが泣いていいと言ってくれたので、枯れるまで泣いて、前を向けるようになったら、きっと幸せだったと言えると思う。

ありがとう。

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