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補助輪つき自転車

おはようございます。
朝から小雨です。寒いけど先日の雪の日よりはずいぶんと温かく感じるから不思議です。

昨日のことです。
朝の出勤時間、駅まで歩いている途中にひと組の親子が歩いていました。歩いて、というのは父親らしきひとだけで、小学校に上がるか上がらないかくらいの女の子は花柄のシャツとピンクのスウェットパンツをはいて自転車にまたがり、父親に支えられながら、緊張の面もちでハンドルをにぎっていました。

わたしにもあんな時代があったなあ。

最近みかけなくなった補助輪つき自転車。
昔は三輪車から始まって、補助輪つきの自転車になり、やがてその補助輪が外れたところでようやく一人前、みたいなところがあったのです。
(補助輪なしで)自転車に乗れることはとても誇らしいことだったのです。そういえば最近みかけなくなった【補助輪つきの】自転車。

昨日の女の子も、補助輪はついていなかったのです。ただ、支えがないと一人ではまだ乗れない感じ。

うちだけでなく、他の家庭でもたぶん同じようにしていたと思うのですが、この自転車に乗れるようになるまでには親と一緒に特訓が必要でした。

わたしの場合は、父でした。
記憶の中では、ちょうど今くらいの時期、寒くて凍えそうになりながら、父と一緒に近所の公園で練習しました。

朝早くから仕事に出かけていき、夜遅くならないと帰ってこなかった父、普段はあまり接点がなかった父との、いま思うと貴重な時間だったのかも知れません。
何度も転んで泣きながらも、おだてられ、応援され、おかげでひとりで自転車に乗れるようになりました。

あのとき、なんであんなに寒いときだったんだろう…と謎ですが、小学校に上がる前のお正月前後だったと記憶しています。小学生になる前に、乗れるようになろうね、ってことだったんだろうか。

公園から帰ってきて冷えきった身体をストーブの前で暖めたのを覚えています。ふと思い出した子どもの頃の思い出でした。

では、今日も仕事に行ってきます!


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