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化粧品について知ってほしいこと

久々のnote 。

今回は本業である「化粧品」について書いてみようと思います

◼️化粧品とは

化粧品を使用する前に大前提として頭の片隅においてほしいことがあります。

【化粧品の定義】体を清潔にしたり外見をよりよく見せる目的で皮膚などに塗布などをするもの。作用は緩和である。

まず「薬ではない」ということ。

肌に直接触れるものなので、当然のごとく薬機法や細かな基準をクリアして商品化されますが、薬のように「治る」「改善する」ということを即時叶えるものではないです。

肌トラブルから守るための「日々できる予防」といった位置づけが化粧品の役割ではないかと思います。

化粧品が治療ができるような1日の使用量などを守らないと問題あるものであれば、登録販売者や薬剤師、医師がいないと購入できなくなり、私たちはブランドや容器、香りなどの好みは選べず、自由に購入することはできないものになります。

◼️化粧品では意味がない?

では化粧品では本当に意味がないのかというとそんなことはありません。

薬は「治療」つまり「問題を解決する」目的なので、パッケージや見た目は正直お洒落でなくてもいい。香りなどのリラクゼーションの要素は特に重視されない。

一方、化粧品は、リラックス目的として香りが配合されていたり容器もお洒落でインテリアとしても飾りたくなるようなオシャレなものもあります。

今では容器の形で脳を活性化するなんていうものも。

それ以外にも「●●(ブランド名)の化粧品を使っている」という満足感など、化粧品の成分による効果だけでなく、複合的なプラスアルファの要素がある。

薬や治療は「マイナスをゼロへ」
化粧品は「ゼロをプラスへ」 

◼️化粧品との付き合い方

体と同じで日々の食事に偏りがあれば生活習慣病という大きな病気になり、病気になれば治療が必要になり、治療に専念すると理想の体にたどり着くには遠回りになります。

お肌も同じで、日々の食事が化粧品、お肌トラブルによって化粧品で対応できなくなると皮膚科や医薬品が必要になります。

化粧品は健やかなお肌を作るという、基礎を作るという立ち位置で見ていただけたらと思います。

もちろん、化粧品はあくまで外から栄養補給するものなので、日々の食事や睡眠、ストレスケアなども併せて必要です。

即時改善されるのであれば、それは「薬」や「治療」の分野です。

長年の生活環境や生活習慣が蓄積されて今の肌が出来上がっているのにも関わらず、自己判断で使用できる化粧品で今までの習慣からでき上がった肌が1〜2日で改善されるわけがありません。

決して化粧品が薬に劣るという意味ではなく、健やかな肌を作り、様々なトラブルを予防する役目があり、欠かせないものです。

また、薬にはない香りや容器のビジュアルによる複合的な要素があることを頭におきながら「長い目」を持って使ってほしいと思います。

◼️化粧品の判断

肌は28日周期で入れ替わると言われています。

今ある肌は今使っている化粧品で出来上がった肌。もし化粧品を変えたくなったとしたら、3ヶ月は使用してから判断してほしいです。

今まで使用していた化粧品でできた肌を28日かけて排出し、新しい化粧品で1回は28日の入れ替わりをしてほしいと思っています。


というわけで、新しい化粧品でどこまで肌が変わったか判断するのは3ヶ月くらいは必要かなという個人的意見です。


■最後に

美容皮膚科や治療と化粧品を同列に並べることはそもそも違いますので、どちらがいいとか悪いとかはなく、それぞれのメリット・デメリットはあります。

治療や薬のようにすぐに結果は出ないかもしれません。

ですが、化粧品にしかない香りやテクスチャー、容器などを是非楽しんで欲しいです。

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