夫婦という人間賛歌
好きなドラマ
中2の頃に初めて観てから、今まで何度も再放送を見直しているお気に入りのドラマがある。フジテレビ系木曜劇場「最高の離婚」だ。
知ってる人も多いと思うが軽〜くあらすじを説明すると、人付き合いが苦手でおまけに極端に神経質な主人公の濱崎光生(瑛太)と対照的に大雑把で陽気な濱崎結夏(尾野真千子)の夫婦は全く価値観・生活観が合わず遂に離婚へ。
そんな中、光生の元カノである上原灯里(真木よう子)とその夫で浮気性の自由人、上原諒(綾野剛)がご近所の関係となる。しかし、離婚してからも光生と結夏はお互いを少なからず意識する生活が続き、更には諒が婚姻届を出していない事が判明。4人の関係は複雑になっていき・・・というものである。
人間の本性と男女の心理
脚本は東京ラブ・ストーリーやMother、カルテット等で有名な坂元裕二。このドラマ、何が凄いって夫婦と男女の本性をこれでもかというほど赤裸々に表現しているのである。
光生の根は優しいのに、偏屈な態度をつい出してしまう感じ。灯里の女性ならではの(?)余裕を保てなくなった時に感情が噴火のように爆発する感じなどなど・・・ 男性心理と女性心理を飛び越えて人間の周りには隠したい本性が如実に出ている。
中2の時はまだガキだったので、ちょっと哀愁あるコメディーとして観ていたのだが、年を重ねて色んな対人関係を経験する内にこんな奥深いドラマだったのかと感銘を受けた。女性心理を学ぶ上でも、まぁ勉強になるww
「好きになる事と生活をしていく事の違い」
そして、何よりもコアなコンセプトは「夫婦ってなんだろう?」
このドラマを観て思うのは、「価値観とか生活観が合うから好きになるんじゃない。でも最低限合わないと夫婦は難しい。でも、そこが夫婦の面白いところなのかな」
僕はまだ20代で結婚とかは全然想像できないが、ドラマを通じて夫婦になるってもしかしたら人生の中でもまあまあの試練なのかな〜と思ってみたりw年数を重ねる上で色んな人を見て、関わって、人について、男女についていろいろ勉強してから時折このドラマに戻ってくるとまた違った発見があるのかも。
最後にこのドラマの好きなセリフを一つ。
「まぁ結局自分好きになるよりも人好きになるほうが簡単だし。人を好きになれば、自分も好きになれるんだなあって。」
本当に好きだし、色んな見方があるのでまた投稿するかもです。良かったら観てみてください!!
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