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人間万事塞翁が馬

人の人生の幸・不幸は予測し難く、幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらないということ

生きていると様々な出来事に出くわす。それが自分にとってどんな感情をもたらすのか。



私はここ最近、いろいろな出来事が重なり、メンタル不調を起こして休職をした。人生で初めての休職だった。

実は1年前と今とで自分の環境や性格が大きく変わっていた。それは自分だけの責任かといえばそうではないので余計ややこしい。


1年前の自分は溺愛してくれる彼氏と同棲を開始しようとし、結婚に向けて準備をしていた。私の両親に彼氏を紹介もした。

しかしその1か月後、急に別れることになった。
詳細な理由はここでは省く。
が、私が【振られた】側であることは確かだ。


私の中で、「こういう人生を歩む私」像がその時点で確立していたのだが、それが一気に崩れて行った。
【お先真っ暗】とはこういうことかと身を持って体験した。

両親や友人がたくさん話を聞いてくれ、サポートしてくれ、そして何より【時間】が解決してくれた。


しかし、現実はどうも簡単にうまくいかない。

恋愛はうまくいかない(というより恋愛をしたいと思えなくなって何人もから告白されたが全て断った)し仕事も業務量は増えるのに給与は変わらず、無知なおじおばにキレられたり上司の尻拭いをさせられたりする始末。

他にもいろいろなことが重なり、耐えられなくなった私は「休職」という手段を選んだ。このままだと自分が自分でなくなってしまいそうな感じがしていた。実はこの感覚は同棲開始後にも味わっていた。


正直、もういい年齢を迎えた私。
休職したからと言ってストレスの根本が仕事ではなく【自分自身】であった(と復職してから気付いた)から、自分をさらに向き合わなきゃいけない休職期間はさらに私を追い詰めた、気もする。



話を戻す。
休職期間、たくさん時間があったので様々な勉強をした。そしてタイトルの「人間万事塞翁が馬」を座右の銘にしている有名人が多くいることを知った。「幸福」な出来事が起きたしてもそれで調子に乗らず、また、「不幸」と思える出来事が起きたとしても、実は「幸せ」の入り口かもしれない。

これに倣い、どちらかというと「不幸」と思える出来事が続いている今、【今がすべてではない】【これが幸せの始まりかもしれない】と思うようにしている。ことわざではあるが、これも一種の引き寄せの法則には違いない。


きっと今の私にはぴったりの名言だ。
いつか「あの時休職して良かった」と思える時が必ず来る。








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