「節約しなくちゃ」これがもたらした副作用
「節約しなくちゃ」日常でもよく聞く一般的な言葉です。でも、私にとっては思わぬ副作用もある、大きな言葉でした。
①「節約しなきゃ」
だってさ、教育費は高いらしいし、住宅ローン返済が大きいし、老後に2000万円とか言うし。旅行行きたいなあ、いや、そんなことしてる場合じゃない。お金節約しなきゃね。
スーパーで安売りシールのお肉を買ってた私。野菜の直売所で安くてぴんぴんしたお野菜を見つけたら小躍りしてました。図書館に行けば、本は無料で読めるし、お得な情報はいつだって大喜びでした。
そんな私がせっかく予算を立ててたのに、予算が守れず「きちんとできない」と思ってばかりいた話はコチラ👇
さて。
「節約」っていいことですよね?
「節約が上手」って、できる主婦っぽいし、賢い人みたいだし、お得な感じだし、良い情報持ってそうだし、頼れる感じだし、・・・褒め言葉だよね?
節約上手を目指していた私。
なんなら、お金を大事にして「私は貧乏だ」くらいの気持ちであまり買わないようにしたり、つつましく生きるって、美徳でした。安くていいもの見つけて喜んで、やりたいことをやらずに我慢して、ぜいたくしない、って良いことでした。
ですが、「節約」には思わぬ副作用があったんです。
それは
「本当にやりたいことが分からなくなる」
でした。
②私に起こった副作用
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私は、支出をここまでに抑えよう、と厳しめの予算を立てて、それを守ろうとしていました。時々「パーッ」っと遊びたい!食べたい!映画観たい!そんな気持ちが出てきましたが、
「無料ならOK、有料なら却下」
そう思ってました。
ですが、
やっちゃうんですよね。遊びに行っちゃったり、食べに行ったり、思わず買い物したり。「ご褒美だ~(何の?)」「(今だけ)予算なんて知らなーい!」で、お金を使って、後から罪悪感・・・。(無料で出来ることって限られてました)
家計簿を見ながら
「ここで使ったのがまずかった。しまった、やってしまった。」
と反省しました。次からはしない、と自分をちょっと責めました。
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そんなんよくあることでしょ、大きい浪費ならともかく、ちょっと外食行くくらいの出費で、そんな大げさな、と思いました?
そうなんです。こういう数千円の出費、自分で決めた我が家の中だけのプライベートな予算(家族以外の誰にも迷惑とか影響ない)の話なのに、です。
繰り返しこれをやることで、自分でも気づかないうちに、私は私にこう言い聞かせてました。
「私がやりたいことをやることは悪いことだ」
と。
お金をかけるのは悪いことだし、お金をかけてやりたいことをやることは悪いことでした。これを繰り返し、当たり前になって、分からなくなったのです。
「私のやりたいことってなんだろう?」
「私のやりたくないことってなんだろう?」
「やりたいことをやり、やりたくないことをやらない。」それがとてつもなく難しいことになってました。だって、全部「やりたいような気もするし、やりたくないような気もする」「やっちゃいけない気がするし、一方で、やらないといけない気がする」でしたから。
やりたいことが分からなかったんです。
「節約しなきゃ」
たったこれだけの言葉に思わぬ副作用がありました。
③今はこう変わりました。
今思うのは、
「貧乏は美徳」とか「節約してナンボ」とかよりも、
「お金はある。」「お金は応援してくれてる。」と思いたい、ということ。
そう思うと、事態は何も変わってないのに(収入も支出も同じなのに)お金の心配がなくなり、心が安心できたんです。
そして、私が「安らぐ」「リラックスする」そのためにお金を使うことは良いことだ、と自分にOKを、夫や子供もOKにしました。
お金を使う時は
「あ、またやっちゃった、悪いことしちゃった」
ではなく
「ありがと~、楽しかった!」
になりました。
家族も
コソコソとお金を使われるより、
「息抜きに外食してきたよ、ああ、美味しかった!ありがとう!」と言われた方がいいかもしれない。
お金を使う時は心地よく、ありがとう!で使いたい。
お金が大好きな私にとって、お金とどう付き合うのか、って思っていた以上に大きな話でした。
今は、お金との厳しい付き合いが、安心できる付き合いに変わりました。
「やりたいこと」「やりたくないこと」が分かるようになりました。だから、このnoteを書いています。(これもやりたいことの一つ)
もしこの話が参考になったら、お金とどんな付き合いをしているか、厳しすぎる付き合いをしていないか、振り返ってみてくださいね。
お読みいただきありがとうございます。
今日も皆様がステキな一日を過ごせますように。
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