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マレーシアで初のEVによる国際輸送トライアルを行いました

フェデックスは2月下旬に、マレーシアからシンガポールへの全行程をEV車両で行う国際輸送のトライアルを成功させました。3月にはこれが「初のゼロエミッションの越境配送」として、マレーシアで注目すべき記録の認定を行う機関であるMalaysian Book of Recordsに認定されました。

このEVによるトライアル輸送は、2040年までにカーボンニュートラルな輸送業務を実現するためのフェデックスの取り組みの一環です。

トライアルはEV車両Maxus eDeliver 7を使用し、2月27日にマレーシアのクアラルンプールにあるフェデックスの営業所からシンガポールのチャンギ国際空港にあるフェデックスの施設までの406kmの間で行われました。この間の充電はジョホール州での1回のみで、トライアルでは一般的なディーゼル配送車両と比較して、車両からのCO2の排出を約100kg削減しました。また、この実証実験から得られたデータを将来の輸送オペレーション業務効率の評価に向けて活用していく予定です。


フェデックスは環境への配慮を目的にした車両の電動化に加えて、航空と陸送のオペレーション両方で効率的で責任ある資源管理のための独自のアプローチ(3つのR、Reduce(削減)・Replace(置換)・Revolutionize (変革))に着目したサステナビリティ戦略を設けて実行しています。具体的には、燃料節約の取り組み・再生可能エネルギーへの投資・持続可能な包装資材の導入などです。

私たちは、ゼロエミッションのオペレーションモデルへの移行を成功させるためには、ラストマイル配送のみではなく全てのオペレーションを戦略的に考える必要があると考えています。そして、今回の試みはフェデックスの自社車両電動化プログラムの促進につながるものです。