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4.入院生活の話

 造血幹細胞移植では、クリーンルームへの入院が必須となります。よく言われる無菌室、とか無菌病棟、というのがそれです。ただ、今はあまりそういう言い方はしないようで、私が入院したところはBCR(ビーシーアール/バイオクリーンルームの頭文字)というアルファベットで呼ばれていました。
部屋は個室になっており、基本的にはそこからほとんど出ないで済むようになっています(私の病院では、病棟内は自由でした。シャワーと、食事時のレンジやトースター、ポットは病棟の真ん中辺りに一か所あり、そこは使ってよい)
下のイラストは私の入っていた部屋のおおよその雰囲気です。

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生着後は、様子を見ながら一般病棟に移ることが多いようですが(私は移らずそのまま退院しました)、入院、それも多くの方にとってはほとんどなじみのないクリーンルームでの入院が必須になりますので、そこへの不安が大きいかと思います。
この章では、そこでの生活と、実際の入院時の様子、実際にどんな感じなのか、などをご紹介したいと思います。

① 入院~退院について

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おひとりさまが増えている現在ですが、病気をして、闘病、ということになるとまだまだ社会は対応できていないことが多いと思います。 血液疾患で造血幹細胞移植を行った私が体験したことを、そんな方の参考になれば、という思いで、まとめることに致しました。

※こちらの記事は、決して「おひとりさま」での移植をおすすめるものではありません。家族の手助けがあるのなら、それに越したことはありません。 …

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。お役に立ちましたら幸いです。 *家飲みを、もっと美味しく簡単に*