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マリファナに続きアルコールもですか。海外在住邦人が滞在国を『憂う』理由

海外在住邦人歴13年になる私の名はメイプル楓。この名を聞いて「こいつカナダだな」って思ったら…その通りだ!メイプルとマリファナの葉っぱが似ているからちょっと嫌だなと言うくらいで、個人的には好んでこの名を使っている。

そのマリファナがカナダで2018年の10月に解禁になったのは、まだ記憶に新しいと思われる。州によって法律や罰則が異なるとはいえ、基本的には合法となった。

ちなみに知っている人も多いとは思うが、日本人が海外でマリファナを吸ったら御用ですので要注意を。日本人は国外であっても日本国内の法律が適用されちゃうぞ。


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そしてこの度、カナダの西海岸に位置するBC州で、期間限定の指定公園内にてアルコール摂取OKという記事を見つけた。今までも議論はされてきたが、試験的に進めようとしているようだ。

BC州の隣に位置するAlberta州は以前から「ここで飲んでも良いですよ」ってサインがある場所では外で飲んでもいいらしい。

この夏はCOVID-19の影響もあって、試験的に進めている期間がずれ込んだりと、まだ調整と解放を繰り返している。日本では至る所でアルコール摂取OKであっても、日本国外では違法の国や地域が数多くあるのはご存知の通りだ。


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私が何を懸念しているのかと言うと、「酒の怖さを軽んじているのでは?」と思っている。大衆心理とは怖いものだ。異常なことでも大勢が「普通」と言ってしまえば、「異常=普通」が成立するからだ。

誇張して言えば、みんなで毎日ゲイパレードしてたら怖いだろう。みんな裸だぜぇ?!
もしくは日本国内で、パッパカ、パッパカと平気で大衆がマリファナを吸ったらおかしいだろう。


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・私が一体何に恐れをなしているのか…。
それは外でアルコールを摂取する行為に免疫が無いということだ。 今まで駄目だったのにOKとなる。外で酒を買って飲んでぶらついて、また買って飲んでぶらつく。

このような経験をしなかったお国柄で、何事も無く無事ですむはずが無い。


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天気が良い ⇒ 外 ⇒ アルコール ⇒ 若者達 ⇒ 暴れる
私達は「いわんこっちゃない」って言うだけやん。

少なくとも夏には「あぁ…指定公園内でケンカするな」ぐらいはもう織り込み済みだ。
外で酒飲んだ若者が指定公園内で優しいケンカなんてあれば、ある意味「幸せ見っけ」状態だ。

間違いなく撮るな。 

売る方のライセンスは必要だが、飲む方のライセンスは必要がない。未成年(BC州は19歳)でなければ良いだけだ。

余談だが、独立志向の強いQuebec州では、この議論にNOを突きつけている。


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基本的にカナダでは、お酒が自販機で売っているわけでもなければ、コンビニで買えるわけでもない。つまり日本みたく手軽に酒が手に入らない。
買うにはお酒専門店まで足を伸ばす。もしくはお酒を売っているレストランで飲む。この2択だけだ!


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ここまで読んだ日本国民のみんなは「マリファナOKやのに、そんな酒ぐらいで大袈裟な〜」って思ったかもしれない。もう一度言う。

外でアルコールを摂取する行為に免疫が無いのだ!

ここで中継が入った模様です。一人のカナダ人女性に取材ができました。その方からのコメントです。

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一般カナダ人女性
「日本の花見なんて、天国そのものや〜!」 

日本国内はもう免疫がついている。もしくは振り切って手遅れだ。しかしカナダはまだ違う。何もそこに挑戦する必要はないんじゃないかな。

夏という期間限定で行っているが、
カナダの冬で「よし!今日は外でパーティーしようぜっ!」ってなるか?ならないだろう。

一年の半分は放っておいても問題ではない。残りの半分でリスクを増やしているように思うのは、私だけだろうか…?


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マリファナとお酒は合法という議論でよく比較される。「惚ける」と「依存」が主な理由だろう。しかし、そもそもマリファナが合法になったのは、マリファナが非合法だと犯罪の温床になりやすかった。だから合法にした。という要因が大きい。

簡単に説明すると、非合法だから高値。もしくは貴重といったステータスを与えていた。まぁ税収目的の要素もあったのかもしれない。

しかしアルコールは基本的に合法で、節度を自分で自己管理するのがこの国のルールだ。この自己管理を焚き付けているように思うのだ。

「外でお酒が飲めないなんて、不便」って思うかもしれないけど、日本で経験できないことをしている日々は、それはそれでまた貴重やねん。お国柄を失うっていうのは外国人(私)であっても憂うもんやね。

ではまた!

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