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#33.母の日 ~お母さんいつもありがとう~ (母/息子) ※加筆


今日は母の日。

かーねーしょんと言うお花を渡して日頃の感謝を伝える日。
そう学校の先生が教えてくれた。

土曜日の朝、いつもよりも早起きをした僕は早速お花屋さんに行く。

お小遣いで1輪の花を買った僕。
それを背中に隠しながらちょっとだけ足取り軽く家に帰った。

僕「おかあさん、喜んでくれるかな、、、」

いつも心配ばかりかけているお母さん。

今日はこの花と一緒に「いつもありがとう」って伝えたい、僕はそう心に決めていた。

台所ではお母さんが鼻歌を歌いながら食器を洗っている。

食器洗いが終わった頃を見計(みはか)らって話しかけよう。

照れくさいって言うか、毎日やってくれてるのが普通で、普段はあまり伝えない、ありがとう。

何度も言う練習をしながら、僕はお母さんを待った。

お母さん「あら、何してるの?そんなところで」

僕「、、、うわっ!」

ぼそぼそと俯いてた僕。
いつの間にか、お母さんは食器を洗い終えていた。

花を背中に隠しながら夢中で練習をしていた僕は、お母さんの洗い終わりに気づけず、計画の初めからつまづいてしまう。

お母さん「どうしたの?なにかあった?」

お母さんは僕の目線に合わせてしゃがみ、僕の両肩に手を置く。

僕「、、あぁ、、えー、、っと、、、」

真っ直ぐ見つめてくるお母さんから視線を逸らす僕。

全然シナリオ通りに行かない、、、

どうしよう、、、

僕は背中に持つ花をギュッと握った。

えぇい!もう言っちゃえぃ!!

僕はお母さんに向かって背中に隠していた手を突き出した。

僕「、、おかっ、、、おかぁさんん!、、いつ、、、いつも、、、あぃがとっ!!!!」

ちょっと泣きそうで震えている僕。

僕は真っ赤な顔にグッと目を瞑り、お母さんからの言葉を待った。

、、、ありがとう。
ちょっと噛んじゃった、、、
頑張って練習したのに、、、

、、、いきなり大きな声出して、お母さん
、、ビックリしたかな、、、大丈夫かな、、、

、、、お母さん。
、、いまどんな顔してるの?

、、、、おかぁ、、さん、、

僕「、、、ぅぅぅ、、」

フサッ

照れくささと不安でフルフルと震える僕の頭に、お母さんの手が乗る。

僕「、、、ん、、」

ゆっくりと目を開き、お母さんを見上げる。

お母さんは、、、

笑っていた。

母「ふふっ。ありがと」

僕の頭に乗せた手をゆっくりと動かし、反対の手で僕の突き出した花を受け取ったお母さん。

お母さん「これどうしたの?いつものお花屋さん?」

お母さんは笑いながら僕に聞く。

頭を撫でていた手を肩に置き、花を天井の灯りに透かしてマジマジと見る。

僕「、、そ、、、そぅ、、、」

僕はいきなりされた質問にどぎまぎしながら答える。

お母さん「綺麗な色ね、お母さんがお花すきなの、覚えてくれたの?」

お母さんは僕の目の前に花を持ってくると、茎を指で捻(ねじ)り、クルクルと回す。

僕「、、ぅ、、うん!、、」

お母さんの笑顔に、僕の口角も自然も上がっていく。

お母さん「ありがとね、お母さん、これ大事にするからね」

お母さんは最後にニコッと笑うと、もう一度頭を撫でてくれた。

お母さん「どこに飾ろっかな~♪」

お母さんはスっと立ち上がり、辺りをキョロキョロと見回すと、僕から離れていく。

褒めてくれて嬉しかった。目の前に居てくれたお母さんがどこかへ行っちゃう、、、

(待って…お母さんっ!!)

そう思った僕は無意識に叫んでいた。

僕「、、、おかぁさん!!!」

突然僕が出した大声にビックリしてお母さんは振り返る。

お母さん「うん!どうした!」

お母さんはバラの花を机に置くと、僕に向かって小走りに近づいてくる。

僕「、、、あのね、、」

また僕の目の高さまでしゃがんでくれるお母さん。

僕「、、その、、、おねがいが、、、ある、、」

人差し指同士をツンツンとぶつける僕。

お母さん「うん、なぁに?」

お母さんは僕に笑いかける。

お母さんの笑顔に元気をもらえた僕は、勇気を振り絞って、心に決めていた、ある〝おねがい〟を伝えた。

僕「、、、その、、、、あの、、、、おし、、、おし、、り、、ぺん、、、ぺん、、、、してほし、、、ぃ、、、」

お母さん「、、、、ぇ?」

目を丸くし、口をあんぐりとさせるお母さん。

僕は続ける。

僕「、、、いつも、、おか、、さんに、、、おしり、、たたかれるとき、、、おかぁ、、さんの、、、いうこと、、きけなく、、て、、おとなしく、、おひざ、、のれないから、、、きょ、、、きょうは、、、じ、、、じぶん、、から、、、おひざ、、、のりたぃ、、、」

痛くて怖くて大っ嫌いなお母さんのおしりペンペン。

いつもいつも泣いて暴れて、逃げて逃げて、お母さんを困らせている僕。

お母さんなんてだいっきらい!!

僕を膝に乗せていっぱい痛い思いをさせるお母さんにそう叫んじゃったこともある。

ほんとは、心配ばかりかけてごめんなさい、って言いたいのに、、、

今日は母の日だから。ありがとうの日だから。

だいすきなお母さんの膝に、自分から乗りたいんだ。

いつもいつも困らせちゃうお母さんに、素直な僕を、、成長したとこを、、見せたいんだ、、、

お母さん「そっか…。偉いね。うん、わかった」

初めは怪訝そうにしていたお母さん。
でも必死に伝える僕の覚悟を汲(く)んでくれる。

僕は嬉しそうに母さんを見上げる。

おしりペンペンに目を輝かせたのは、これが初めてかもしれない。

お母さん「その代ーわーり、自分で決めたことはしっかりやり遂げるのよ?お母さん、やるからには容赦しないからね?いーぃ?」

僕「、、、ぅ!」

一瞬で変わるお母さんの怖い顔に僕は直ぐ臆病風に吹かれる。

、、迷いなんてないのに、、、
いつも通り本気でペンペンしてこようとするお母さんに、恐怖で背筋がゾクッとした。

僕「う、うん、、、だぃじょぶ、、」

それでも今日の僕はいつもと違う。

お母さんにおしりペンペンをお願いしたことを後悔なんてしない。

いつもお尻を叩かれながらお母さんと約束するもん。自分の言った言葉は曲げないって。

僕「、、、い、い、いつものが、、いい」

葛藤の末言い放ったおしりペンペンのおねがい。

震える脚を無理やり抑え、僕は全力でお母さんに言い返した。

お母さん「うん、いい子ね!」

お母さんは僕の頭をポンポンすると、立ち上がって僕に言う。

お母さん「じゃー、いつものように、お母さんのお膝にいらっしゃい?」

お母さんは食卓の椅子を引くと、付けているエプロンを2.3度はたいて深くゆっくり腰をかける。

お母さん「さぁ、お尻ペンペンよ?おいで」

椅子に座ったお母さん。

膝に置かれたお母さんの手。

お母さんの少し怒った顔。

叱り付けるような言い方。

大嫌いなおしりペンペンの毛先に、僕は条件反射で後ろに下がってしまう。

、、、だめだ、、やっぱこわいよ、、、おかあさんの、、ひざ、、、いくの、、、、ぃや!!、、、、

覚悟を決めても、自ら飛び込んでも、怖いものは怖い。

僕は既に泣きそうになっていた。

、、ちがう、、、ちがう、、、今日の僕は、、、ちがうんだ、、、、おかあさんに、、、みせてあげなきゃ、、、僕が、、、僕が、、、変わったところを、、、おかあさんにみせて、、、強くなった、、、僕を、、、みせて、、、安心、、、させてあげなきゃ、、、

噛んでしまう唇。

掴んでしまう服の裾。

折れそうな心に言い聞かせ、僕は涙目をカッと見開いた。

無意識に下がっていた両脚に力を入れ、その場に留まろうと踏ん張る。

そして、僕は、一歩一歩、お母さんに向かって近づいていった。

気力で持ち堪えた僕の心。

お母さんは僕の心が自力で整理できるのを、黙って待っていてくれた。

お母さんの元に辿り着く僕。

お母さんは僕を厳しい目で見下ろしている。

僕「、、ぅ!、、、」

お母さんの顔を見て怯(おび)える僕。

僕「、、ぉ、、おかあ、、さん、、、」

お母さん「はい」

お母さんはコクンと頷く。

僕は震える身体で必死にお願いをする。

僕「、、お、、ぉ、、、おしり、、の、、、ぉしお、、き、、、、ぉ、、、おねがぃ、、、しま、、、す、、、」

お母さん「はい」

僕はお母さんの膝に両手を付け、自分の体が浮くようにグッと下に力を込める。

お母さんも僕の体を両手で支え、上に持ち上げる。

お母さんの助けもあり、僕は無事にお母さんの膝にうつ伏せに乗ることが出来た。

手脚は完全に地を離れブラブラと宙に浮く。

お母さん「自分でよく来れたね、えらいよ」

お母さんはおしりペンペンを始める前に、まずは僕の覚悟を認め、頭を撫でてくれた。

僕「、、ぅ、、ぅん、、」

心地良さと不安の入り交じった複雑な気持ち。

恐怖に負けずお母さんの膝まで来られた自分を、僕は自分で褒めてあげたいと思った。

お母さんの手が僕の頭から離れていく。

上から深呼吸が聞こえる。

一気に胸がざわつく。

僕はお母さんに、叱られた。

お母さん「こらっ!」

僕「、、、ひっ!」

いきなり咎められた僕はビクッと体を強(こわ)ばらせる。

お母さん「おねしょに嘘に門限破り、盗み食いに寝坊に遅刻にわがまま、ゲームは1日30分って決まり、お母さんとのお約束でしょう?いつも、いっっっつもお母さんを困らせて!今日という今日は泣いても許さないわよ!うんとうんとお尻に言い聞かせて!たっっっぷりとお尻ペンペンしてあげますっ!!」

僕「、、、ひぃぃ!!」

僕には分かる。
本当は叩きたくもない僕のお尻を、お母さんが心を鬼にして叱ってくれていることを。

でもお母さんは僕の為に本気だ。

なら僕も本気で耐えなきゃ。

お母さんはおしりペンペンの空気を作ると、いつも通り、僕のお尻を叩き始めた。

パシンッ!

パシンッ!

僕「、、、ぅ、、、うぅぅ、、、」

パシンッ!

パシンッ!

僕「、、、ぁ、、、あぅぅ、、、」

お母さんの膝にギュッと抱きつき、お母さんのズボンを握りしめる僕。

怖くて怖くてたまらない。

でも、いつもみたいに泣くところは見せたくない。

ズボンの上からでもしっかり痛いお母さんのおしりペンペンに、僕は必死に耐えていた。

パシンッ!パシンッ!

パシンッ!パシンッ!

僕「、、、あっ!、、、ぁぁん!!、、」

連打された僕のお尻。

少しずつ、少しずつ、僕の声が大きくなる。

パシンッ!パシンッ!パシンッ!

パシンッ!パシンッ!パシンッ!

僕「、、、ぁ、、、ぃたっ、、、ぃ、、、いたぃ、、、、」

お母さん「お仕置きなんだから痛いのは当たり前です」

ピシャリと言い放つお母さん。

パシンッ!パシンッ!パシンッ!パシンッ!

パシンッ!パシンッ!パシンッ!パシンッ!

僕「、、、うぇ、、、いぃ、、、んん、、、っうぅ、、、いっ、、、たっ、、んぁ、、、ひたぃ、、、いたぃよぉ、、、」

宙に浮いた僕の脚が意に反して上下する。

お母さん「脚をばたつかせるんじゃありません」

パシンッ!パシンッ!パシンッ!パシンッ!

僕「、、、、んぁあ、、」

パシンッ!パシンッ!パシンッ!パシンッ!

僕「、、、わぁぁ、、、おか、、さん、、ごめんなさ、、、いっ、、、いぃぃ、、、おかぁさん、、、ごめんなさいぃい!、、、」

僕が謝ってしまうのは思ったより早かった。

お母さんの手が止まる。

お母さん「、、、、、、」

悪さをしていない僕を膝に乗せてお尻を叩き、そして、素直に謝った僕をさらに叱り続けること。

お母さんは躊躇っているように見えた。

このまま終わりそうなお仕置きに、僕はお母さんに向かって叫んだ。

僕「おかあさん!つづけて!!いつもいつも困らせちゃう僕を、、、もっと!、、もっと叱ってください!!」

こんな中途半端なお仕置きはやだ、、、

せっかくおしりペンペンと向き合うことを決めたのに、、、

今日、自分から乗ったお母さんの膝。

今日されるおしりペンペンの痛みを覚えて、これからはおしりペンペンされないように、僕は、頑張るんだから!!

僕「おかあさんっ!!ズボンもパンツも脱がしてペンペンして!!いつも通りがいい!僕がもっともっと!いい子になれるようにっ!!!」

僕は大嫌いなおしりペンペンを必死にお願いする。

お母さん「、、、、ぇ、、、」

戸惑うお母さん。

お母さん、また困らせちゃってごめんなさい。

でも、、、でも、、、、、

お母さん「、、、わかったわ。あなたが本気ってことがね、、、」

お母さんの目の色が変わる。

ズルッ

するんっ

ぷりんっ

僕「、、、、、っ!!」

お母さんは僕の履いているものを全て取り除いた。

慣れた手つきだから僕が反応出来ないほどあっという間。

お母さん「ここからはお母さんも本気出すよ!」

お母さんはいつも僕の一番の理解者だ。

僕の全て分かってくれる。

やっぱお母さんって、、、すごい、、、!!

お母さん「いくよ、歯を食いしばりなさい」

僕「、、、、っ!!!」

裸のおしりペンペンが始まった。

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