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#69.スパンキングの目覚めた私 ※加筆




ぁん!…

 はあっ…はぅ…ぁんぁ

   んぁ!…あっ、だ…っめ!

 んぅ!!…………だめ……んんぅ!……

あっ!………あんぅ…あっ!!!

  いっ!…イッちゃ…!!!


だめ!あっ……だめぇ!!だめーーえ……!!!



っ、っ、っ…!!!




ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーー数年前ーーー
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

「…ただぃ」

…っ!?

私が家に帰ると、何故かそこには、

お尻があった。

いきなり過ぎて理解が追いつかない。
でも…このせいで私は


『おかしくなった』


ーーー

はじまりは中二の夏。

部活で遅くなるから夕飯不要だと告げたあの夜のことだ。

私はくたびれて家に帰った。

家の中から物音がする。

ドアに耳を当てると、普段聞き慣れない、音と声。

警戒した私はいつもよりもそっと

ドアノブを回した。

そっと覗く。

ーーー

その先の光景を思い出すと
私は今でも変になってしまう。

ーーー

「痛っ」

 「痛い!」

「あんっ!」

忘れられるはずもない。
玄関にあるはずのないものがいきなり目の前に現れたのだから。

片膝立ちの母親とそこに押さえ込まれている姉。
目に飛び込んできたのはその2人の姿だった。

母の左膝には姉がうつ伏せに乗っている。

頭は床に着く勢い。
反対にお尻はくの字に折られた腰によって母の膝の頂点に位置するように乗っていた。

リビングの奥に続く廊下の真ん中で響く破裂音。

そのお尻は膝裏や腰などのすぐ近くの肌と比べても相当赤みがかっているようにみえた。


「ああ!!!」

「お母さんっ!!」

「ほんと、もうダメ…!」


語尾につれて弱々しくなる。

少し艶かしいような。
今にも泣き出してしまいそうな、そんな声。

そんなか細い声とは裏腹に、お尻はよく熟れた大人のものを感じる。


「一体何時だと思ってるの?!連絡は?」

「だって充電が」

お尻は片膝の上でバチンバチンと何度も音を立てられた。

その度に姉のお尻は、庇われ、払われ、飛び上がり、くねくねと…

まるで存在を主張するかのように、動き回っている。

(何?この気持ち…)

2人ともこちらを見向きもしないのに。
私は目の前で震わされるお尻に釘付けになっていた。

音が止む。

母の手は止まり、姉の身体は一度起こされた。

そのままベタリと両膝を着く姉。俯いている。
その間も2.3言なにかを告げられているようだったが、姉はこれ以上無いほど必死に首を横へ振っていた。

ごめんなさいも聞こえた気がした。

それでも母は姉を解放しなかった。

「ごめんなさい…」

「ごめんなさいっ!!」

母は膝立ちを崩す。

姉の手は咄嗟に引かれた。

引力が加わると姉の必死さは勢いを増した。

さっきよりも甲高いごめんなさいが放たれる。

それでも母は強かった。

母の声は姉を上回り、姉の姿はすっと前へ倒れて消えた。

次に発せられたトーンの高いごめんなさいはまた床から聞こえたものだった。

腰は離されるどころか強く強く押さえ付けられる。

しかしさっきとは少し違う。

姉の大きな身体によって片膝が痺れた母親は正座になっていた。

母の正座の上で姉はまたうつ伏せ。

スカートはまた剥かれて赤いお尻が晒される。

姉は捲られる事を拒んだ。けれど無意味だった。

母はやりやすそうだった。

安定感が加わり強度が増した平手が降ると姉はすぐに限界を迎えた。

何を言っているか分からない。

姉は全体的に濁点の付いた何かを訴えていた。

お尻にヒットを受けた瞬間だけ語感が上がる抑揚も、訳の分からない日本語に拍車をかけていた。

「全く!心配したでしょう!!」

姉の弁明は少しも届かず母の言葉に打ち消された。

体勢変更の時に一度バサッと下りたひだのついた紺色のスカートは今は腰で束ねられて母の手の中。

花が散りばめられたショーツはジタバタによって膝元でゴム紐を頻繁に伸ばしていた。

痛い痛いと半身を持ち上げる懇願も母の叱責に敗れ肘から着地していく。

それでも姉の身体が休まることは無い。

耐えに耐えきれない身体は自然とつんのめり、喋れば触れそうな口先で床に謝罪を叫べばそれは直ぐに廊下中に響いた。

ドアの隙間で息を殺す私から見える姉の下半身はと言うと、手が当たるお尻に連なって嫌でも膝裏がピンッと緊張していた。

せめてはたかれる場所を変えたいと床を突き放して動かす腰も、母の押さえに阻まれて失敗に終わった。

「お母さんっ」

 「ゆるして!」

「おねがいっ!!」

泣き声はいつの間にか本物に変わった。

見始めてからも相当な数を打たれている姉の豊満なお尻。

激しく暴れられたショーツは股下に留まることが出来ずいつかの節にスルスルと落ちていった。


隠れて見えなかった所には自然と目が向かうもの。

私が見つめてしまったのは、姉の大切な秘部だ。

スタイルも腰付きも申し分ない姉のそれは私よりもやっぱり大人で、生え揃っていて柔らかそうで、胸がドキドキしたのを覚えている。


(…うっ……⁉︎)

痛い痛いと泣き始める姉の後ろ姿と心配そうに叱りつける母の声。

真っ赤にされるお尻、接する腹と膝。

バチンバチン。

太ももの間から見え隠れする姉の大切な、大切なところ。

(何…)

(あたし…)

(なんか変…)

下腹部がきゅーっと締め付けられるような感覚がした。

ぐっしょりとした違和感。

私は思わず、股に手をやった。


(……えっ!)

(…嘘っなんで?!)

(…わけわかんなぃ……)

体中の血が顔に集まった。

はずかしくてはずかしくて

母と姉から目を逸らした。

下唇を噛む。震える。恥ずかしくて堪らない。

思わず閉じた瞼が小刻みに動いているのが自分でもわかった。

目の前の世界を遮断してもお仕置きの音は聞こえてくる。

…。

(…もうすこし、もう少しだけ……)

…やっぱり見たい。


私はそっと瞼を開ける。


(ーーーっ!!)

目の前に一瞬で広がるお仕置きの風景に私の胸はすぐに高鳴った。

下腹部のズキズキがじんじん加速していく。

みつめればみつめるほどじわっじわっと疼く。

全身の火照りと反して股に触れる冷たさが威力を高めていく。


(はずかしい…)

 (なによこれ…)

(だめ……はずかしい……)

芯が熱く外は冷たいこんな感覚は初めてだった。

姉のお仕置きを見て下着を汚してしまった自分がいやらしい。

罪悪感さえ覚える。

(…うぅぅ……)

内股を通学カバンで隠すと私はまたじっとそれをみつめてしまう。

母の膝の上で姉がお尻を叩かれてから何分経っただろう。

指が濡れたショーツにそっと近づいた頃

ようやっと廊下が大人しくなった。

終わったのだ。

姉はショーツも履かされないまま最後にもう少し小言を言われていた。

ひとしきり会話があったあと、姉は抱きしめられ、そのままリビングへ消えていった。

ーーー

「た、ただいまー」

私の帰りはいつも通りの母が出迎えてくれた。

私は勿論、何も知らない、何も見てない、素知らぬふりをした。

リビングに入ると姉は窓際で立っていた。

窓の縁には砂時計が置かれ、10分ぶんの砂がサラサラと落ちている。

変に意識しても不思議がられる。

ただでさえ今の私はおかしい。

私はいつも通り食卓で今日学校であったことを適当に話した。

姉の姿には触れないものの、母が台所へ向かった時にはチラチラと横目で見つめる。

両手は頭の後ろで組まれ、手繰り寄せられた制服のスカートは腰ゴムにぐっと突っ込まれている。

姉は色白だ。

お尻の色は、晒される腰のくびれと華奢な太もものせいでよく分かった。

ひと目で随分ひどく叱られたことが伺える後ろ姿だ。

姉はまだすすり泣いていた。

背から私と母の会話が聞こえるにも関わらず、醜態とも言えるその姿を隠そうとはしなかった。

というより、母から強く指示されたのかもしれない。

みないで、あっちいって、と言ってしまってもおかしくない状態でじっとしていることも、姉が完全に観念していることが分かった。

私はある程度母と話した後、足早に自室へ向かった。

濡らしてしまった下着を替えたかった。

部屋に入るとカバンをその場に置き、スマートフォンをベッドに投げ捨て、夏服のボタンをぷちぷちと外した。

順にハイソックスとスカートを脱ぐとそそくさとクローゼットに向かう。

開けると下着用のタンスがあり、いつもなら先に下着を選定するのだが今日は股間が気持ち悪い。

先にブラジャーとショーツを脱ぐと全裸のまま屈み、不快感が取り払われた股下に新たな下着を身に付けた。

胸には何も付けずにベッドへ飛び込む。

ごろっと仰向けになりスマートフォンを掴むと、私は写真フォルダを開いた。


「お姉ちゃんの…」

私は隠し撮りをした。

玄関で捕まりその場でお仕置きされる姉をドキドキしながら眺めた。

スカートもショーツも全て脱がされ、お尻で叱られる姉の姿に胸が高鳴った。

心配されながら叱られるのが、ちょっと羨ましかったし、何より…

艶かしく聞こえてしまった姉の泣き声に

お腹の下がぎゅんぎゅんとおかしくなってしまった。

画面に映る姉の後ろ姿を目に焼き付けて、そっと、目を閉じる。

今もリビングですすり泣く姉の姿が瞼の裏に浮かび上がる。

「こんな事しちゃ…だめなのに」

さっき目の前で起きた出来事をゆっくり、じっくり思い出す。

体がまた熱を帯びる。

だめだと分かっていても、指先はすーっと下腹部へ向かった。

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