知らない人は損してる。エスプレッソを、大人なビターチョコとして味わう飲み方。(コーヒー通になろう)
エスプレッソって、飲んだことありますか?
ビックリするくらい小さいカップに入ってきて、かつ激苦のヤツです。
「エスプレッソ」のトラウマ
昔、仕事の打合わせで、高級な喫茶店に入ったのですが、そこはコーヒー1杯が1000円越えという恐怖のブルーマウンテンでした。
その驚愕のメニューの中で唯一、500円だったのが「エスプレッソ」。
もちろん、救世主とばかりにこの「エスプレッソ」を注文しました。
でも、出てきたときにビックリ。
「え?なにこのカップ?小さすぎない?」
そう、まるでお人形用かと思うほど、小さいカップが出てきたんです。
一口飲んだら、なくなってしまうほどの量しか入ってません。
ガリバーになった気持ちで、クイッとひと飲み。
「苦っ!!!!!」
普通のコーヒーのブラックよりも、濃い味。そして苦さ。
「エスプレッソなんて、もう二度と飲むものか!バカヤロー!!」と思ったものでした。
まあ若かりし頃、こんなエスプレッソあるある体験をしていたのですが、最近になってようやく真のエスプレッソの美味しい飲み方を知ったので、お知らせしようと思います。
そもそも、エスプレッソってなんぞ?
一口サイズの量しかなくて、しかも苦い。
「こいつは、なんの冗談だ?」と思ってしまう、この飲み物は何者なのか?
実はこのエスプレッソ、ヨーロッパ、とくにイタリアでは、コーヒーというと「エスプレッソ」を指すほど、一般的な飲み物なんです。
エスプレッソとコーヒーでは、抽出方法が違います。
エスプレッソは、圧力をかけて抽出する独自の方法で作ります。
この方法だと、従来のコーヒーより「早く」「濃い」コーヒーが抽出することができます。
もう一つの特長としては、少ないコーヒー豆で抽出することができる、という点です。
エスプレッソは、デミタスカップという通常の半分サイズのカップで提供されます。なぜ、こんな小さなカップが出来たのかというと、コーヒー豆不足が原因です。
このように、デミタスカップは、厳しい状況の中、コーヒー豆の消費を抑えるために作られましたが、そのうち、少量のコーヒー豆でコーヒーを楽しむ、という楽しみ方が定着しました。
そして、1900年頃「エスプレッソ」という新しい抽出方法が発明され、より「少量の豆」で「濃いコーヒー」が抽出できるようになったので、「エスプレッソコーヒー」in「デミスタカップ」という最高の組み合わせが完成したのす。
エスプレッソは、たっぷりの砂糖を入れて飲め
お待たせしました。
エスプレッソが、どんな奴か分かったところで、エスプレッソの美味しい飲み方をご紹介します。
それは、砂糖を入れることです。
「いや、ちゃんとコーヒーを味わうなら、ブラックでしょ」
こんな自称コーヒー通ちゃんは、沢山いると思いますが、
エスプレッソは「敢えて」砂糖を入れます。
しかも、沢山入れます。これが正解。
つまり。
エスプレッソの激苦と、たっぷりの砂糖が合わさると、ビターな甘さに昇華されるのです。
さっそく飲んでみます。
デミタスカップのエスプレッソに砂糖を入れます。
だいたいスプーン1.5杯くらい。
うーん。甘くて苦い。大人の味ですね!
ご馳走様でした。
・・・・・
ちょっと待ったあ!
砂糖をたっぷり入れたエスプレッソ、飲み干しても、まだ終わりません。
カップの底に残った砂糖。
これちょっと、食べてください。
「これは!!!!」
まるで、上質なビターチョコレートの味!
ということで、エスプレッソの神髄は、飲み干した後、カップに残った砂糖を味わう!ということなんです。
今までこれを残してた人、是非、次は残り砂糖を味わってくださいね。
また一つ、大人の階段をのぼってしまいました。
東のテツ
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