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萩尾望都(1949.5.12- )「ポーの一族 青のパンドラ Vol.4 影の道」『月刊フラワーズ』2023年1月号

『月刊フラワーズ』2023年1月号
小学館 2022年11月28日発売
https://shogakukan-comic.jp/magazine?cd=0779901123
https://flowers.shogakukan.co.jp/flowers/

https://www.amazon.co.jp/dp/B00A6TAGTU

萩尾望都(1949.5.12- )
「ポーの一族 青のパンドラ
Vol.4 影の道」
2022年12月25日読了

「大老(キング)ポーの駆る馬車は "影の道" をひた疾(は)しる。
アランを切望するエドガーを乗せ、
生贄を求める「血の神」を乗せて。」
p.181-214

2022年9月に読んだ、前回
「Vol.3 ベニスのベラの家」
『月刊フラワーズ』2022年10月号
https://note.com/fe1955/n/nb88b408c2ba1
から三か月ぶりの連載再開です。

「大老ポー 古代ローマ時代には サビニ族の女たちが ローマ人に略奪された
アラン そういう絵画を見たことがある… 大昔のことだ いつ頃のことなの?
大老ポー 紀元前2千年ぐらいじゃないかな……」p.187

「サビニ族」を知らなかったので、ググりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サビニの女たちの略奪
https://ja.wikipedia.org/wiki/サビニ人

「イタリア半島に位置するローマの北東、ティベリス川一帯に住んでいた古代の部族
ローマ人によって女が強奪されたいわゆるサビニの女たちの略奪の後、ローマと4度の戦争を起こすが、結果的にローマに併合された。」

「ローマがロームルスによって建国されたばかりのころ[紀元前8世紀?]、最初の世代は女性が少なかった。子孫を残し国を維持するためには多数の未婚女性が必要だった。ローマ人はそれを近隣国に多く住み勇敢な部族であったサビニ人に求めたが、交渉は不首尾に終わった。そこでローマ人はサビニ人に奸計を仕掛け、大量の未婚女性を略奪した。不法にローマに拉致されたサビニ人女性たちはローマ人の妻になることを強要され、ローマ人の子を産むこととなった。こうしてサビニ人女性を誘拐婚することにより、ローマは国を維持発展させるための次世代を得ることに成功した。」

「ティトゥス・リウィウスの『ローマ建国史』やプルタルコスの『対比列伝』(II、15 および 19)で語られており、ルネサンス期以降の芸術作品の主題として好んで使われた。」

前回は「ペルガモン」を知らなくて、ググったなぁ。

「ギリシャ… トロイア… ペルガモンと 4千年を超えて 存在している 私[大老(キング)ポー]ですら 我が一族の 特性については…… まだまだ 完全には知らないのだと 思い知らされたよ」p.48

「トロイアも戦火に焼かれ ペルガモンは滅び …… イタリア半島へと旅をした」p.55

ペルガモンって、何だっけ? とググりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ペルガモン

「ペルガモンの文化の発展の度合いは、図書館が一時アレクサンドリア図書館に次ぐ規模に達していたことに象徴されている。蔵書の作成に使われたパピルスは、品不足の影響もあって、エジプトのプトレマイオス朝から輸出を停止されたほどであった。そのため、パピルスの代替するものとして、同国で羊皮紙が生産されるようになった。羊皮紙を表す言葉の語源はペルガモンに由来する(例・英語のparchment)。」

http://www.y-history.net/appendix/wh0102-106_3.html
「ペルガモン王国はヘレニズム諸国の一つとして、高度な文化が栄え、エジプトのアレクサンドリアと並ぶ図書館もあった。プトレマイオス朝エジプトからのパピルスの輸入だけでは紙が不足したため、ペルガモン王国で羊皮紙が発明されたという。羊皮紙を英語でパーチメント(parchment)というのはペルガモンを語源としている。その後もペルガモンは良質の羊皮紙の産地として有名であった。」

私立文系女子大学図書館員目録屋だった頃(1978-2004)に
よく名前を見ていた学術書出版社
Pergamon Press
の名前の由来だったんだなぁ。知りませんでした。

https://en.wikipedia.org/wiki/Pergamon_Press
"Pergamon Press, using a logo that was a reproduction of a Greek coin from Pergamon. "

「"儀式" は始まり、そして…!?
2月号12月26日ごろ発売! につづく」p.214

「花だより 萩尾望都
体調不良の時にお隣の猫のチョビ君が「大丈夫?」と添い寝してくれました。ありがとう。休載してすみません。またがんばります。」p.189

1949年5月12日生まれなモー様の作品を、
ひとつでも多く、読み続けられますように。

『月刊フラワーズ』2023年2月号 小学館
2022年12月26日ごろ発売予定
https://www.amazon.co.jp/dp/B00AN570I2
萩尾望都「青のパンドラ Vol.5 炎の剣」

萩尾望都『ポーの一族 青のパンドラ 1 フラワーコミックス』
小学館 2023年2月9日発売予定 194ページ 850円
https://note.com/fe1955/n/neb5f10b022d3
https://www.amazon.co.jp/dp/4098718898

「アランの復活を望むエドガー! 新章開幕!
消息を絶ったエドガーが姿を現した2016年、ミュンヘン。
火災で消えたアランの復活を強く望むエドガーの前に現れたのは・・・!?

一族の異端児・バリーは「自分ならできる」というが!?
バリー、アーサー、ファルカ、そして大老ポー。次々とエドガーを巻き込み導き、これまで語られてこなかったポーの一族の過去が明らかになっていく衝撃の新章開幕!

【編集担当からのおすすめ情報】
多くのファンが熱望してきたアラン復活へ大きく物語が動き始めました。エドガーとともに、知られざるポーの一族の歴史の渦に飛び込んでいきましょう。1話も見逃せない濃厚な新章です・・・!」

萩尾望都(1949.5.12- )
『トーマの心臓 プレミアムエディション』
小学館 2023年2月9日発売 658ページ 3,850円
https://www.amazon.co.jp/dp/4091793797

「「トーマの心臓」ついにプレミアム版発売!
第1弾「ポーの一族」に続き、ついに「トーマの心臓」のプレミアムエディション登場。当時の印刷ではつぶれてしまった細い線やトーンなどモノクロ原稿を美しく再現することを目指したシリーズです。カラーページも再現します。雑誌の初掲載時と同じB5判サイズで感動と衝撃をお届けします(全1巻)。
<収録予定作品>
・トーマの心臓
・訪問者
・湖畔にて
・他 予告カットなど

【編集担当からのおすすめ情報】
これまでに発行された新書版・文庫版・全集版などのどれよりも大きなサイズで、細部まで描き込まれた作品を堪能できます。
本編のスピンオフ作品である名作「訪問者」「湖畔にて」も収録し、「トーマの心臓」の世界を集めた一冊となります。」

読書メーター
萩尾望都の本棚(登録冊数157冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091218

月刊フラワーズの本棚(登録冊数61冊 2009年11月号~)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11622546

マンガの本棚(登録冊数1799冊 作家名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091192

https://note.com/fe1955/n/na9a07b7a05d0
『芸術新潮』2019年7月号
大特集・萩尾望都
少女マンガの神が語る、作画のひみつ
ヤマザキマリ、とり・みき
「リ・アルティジャーニ ルネッサンス画家職人伝
19 ベッリーニは苦悩する」
池上英洋・ヤマザキマリ
「レオナルド没後500年記念特別放談 後編」 


https://note.com/fe1955/n/nd45b3ba52216
萩尾望都(1949.5.12- )
「ポーの一族 青のパンドラ
Vol.1 冷蔵庫で眠る」
『月刊フラワーズ』2022年7月号


https://note.com/fe1955/n/n33bc16cda11b
萩尾望都(1949.5.12- )
「ポーの一族 青のパンドラ
Vol.2 アランが盗まれる」
『月刊フラワーズ』2022年8月号


https://note.com/fe1955/n/nb88b408c2ba1
萩尾望都(1949.5.12- )
「ポーの一族 青のパンドラ
Vol.3 ベニスのベラの家」
『月刊フラワーズ』2022年10月号


https://note.com/fe1955/n/n28b8590e78ac
萩尾望都(1949.5.12- )
「ポーの一族 青のパンドラ
Vol.6 アラン 目覚める」
『月刊フラワーズ』2023年6月号

https://note.com/fe1955/n/neb5f10b022d3
萩尾望都(1949.5.12- )
『ポーの一族 青のパンドラ 1 フラワーコミックススペシャル』
小学館 2023年2月刊 194ページ
萩尾望都(1949.5.12- )
「ポーの一族 青のパンドラ
Vol.6 アラン 目覚める」
『月刊フラワーズ』2023年6月号


https://note.com/fe1955/n/n07d2273a1a03
松井今朝子(1953.9.28- )
「一場(いちじょう)の夢と消え」
『オール讀物』2023年3・4月合併号
2007年ガラパゴス諸島旅行 
「ガラパゴス→イグアナ→『イグアナの娘』
の連想でその原作者である萩尾望都さん」

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