NESS

社会人で機械系エンジニアをしています.

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最近の記事

名著と呼ばれる本が分厚い理由

ビジネス書や自己啓発書の名著といえばとにかく本が分厚いのが特徴だ.例えば,スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」,ロバート・B. チャルディーニの「影響力の武器」など枚挙にいとまがない.これらの本の分厚さに寄与しているのは著者の主張を補完する具体事例の多さである.「7つの習慣」ではパラダイムの概念を簡潔に説明するために多義図形の一つである「嫁と義母」を例として挙げている. そしてこの具体事例を交えた力説こそが名著である必須の条件なのだ.その理由は,具体事例こそが読み手に

    • 投資でお金を稼ぐことは善だ

      タイトルの通り,いわゆる株のような投資に対してギャンブルという認識を持っている方は多いのではないだろうか?そんなことはない.「投資」という考え方は我々の生活を豊かにするための人類最大の発明の一つだからだ.その理由を歴史からひも解いていこう. 時は17世紀,ヨーロッパの大航海時代,そこには新発見や勢力拡大のため,新たな大陸の探査に躍起になる数多くの冒険家がいた.冒険には大量の資金が必要である.渡航用の船をはじめ,労働者,食料などだ.資金繰りのため彼らは王族や貴族に融資を懇願す

      • 戦略の立て方 ~外側と内側の世界から立てる~

        今回は,戦略の立て方について考える.私自身はまだどこにでもいる一般のエンジニアであるが,今のうちに経営層の思考を学んでおきたいと思い以下の本を購入した. 戦略は外側と内側の世界から立てるここで言う外側というのは,業界の競争構造のことです.会社は属する業界においてどのように利益を獲得するか,その収益構造を理解しておく必要があります.次に内側というのは会社の内情です.業界の競争構造を理解し,自社が競争優位に位置するには何を考えるべきか.そのためには競合とは違う自社独自の戦略が必

        • 「記憶するために理解する」ということを理解する.

          今回の記事では,物事を記憶するには理解することが重要であるということを説明する. よく言われるように,英単語を覚えるために何度もその単語を書いても覚えられないのは,理解ができていないからである.では,「理解する」とはどうすることであるのか.ニューロサイエンスの視点で考えると,「理解するとは情報を繋ぐこと」だと言える.我々の脳にはコンピュータにおける記憶装置がなく,あるのは神経同士の繋がりだけだ.したがって,その繋がりが存在することで記憶が形成されている.そして理解する=情報

        名著と呼ばれる本が分厚い理由

        • 投資でお金を稼ぐことは善だ

        • 戦略の立て方 ~外側と内側の世界から立てる~

        • 「記憶するために理解する」ということを理解する.

          noteで情報発信したい

          こんにちは,機械系のエンジニアです.これからnoteで様々なことを発信したいと思います.かれこれ10年前からでしょうか,スマートフォンの登場によって私たちはいつでもどこでも欲しい情報が手に入る環境となりました.ググれば何かしら出てくる情報ですが,その「情報」も一つ一つ誰かによる発信であることを考えると,私も情報発信によって誰かの役に立てるのでは?,私の持っている情報が実はちょうど誰かが知りたかったものだったなら,そう思いnoteを初めてみた次第です.どんな情報を発信すべきか迷

          noteで情報発信したい