「記憶するために理解する」ということを理解する.

今回の記事では,物事を記憶するには理解することが重要であるということを説明する.

よく言われるように,英単語を覚えるために何度もその単語を書いても覚えられないのは,理解ができていないからである.では,「理解する」とはどうすることであるのか.ニューロサイエンスの視点で考えると,「理解するとは情報を繋ぐこと」だと言える.我々の脳にはコンピュータにおける記憶装置がなく,あるのは神経同士の繋がりだけだ.したがって,その繋がりが存在することで記憶が形成されている.そして理解する=情報を繋ぐということを続けることで繋がりは強化され,記憶が安定してくるのだ.だから,日頃から物事を記憶するためには,単一の視点だけで考えるのでなく複数の視点から対象とその周りの情報との関わりを考えることが重要だ.

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