保険外サービス     てごナース 初めての看取り案件その1


絶対入院は嫌だ

てごナースきたひろを起業して2年と少し出会いは5月下旬の話しになります。
知り合いのケアマネジャーさんから電話がありました。
「終末期の患者さんで絶対入院はしたくない。最後は自宅がいい。と言うハッキリした意思表示をされている86歳の男性でね、点滴は血管が脆くて取れないし、鼻から管も入れたく無いというし、何も処置をしなくていいから自宅で過ごしたいというんよ。最近寝たきりになって踵に水疱があるから処置が必要なくらいで、可能ならば清拭をしてもらいたいんだけどどうかな?」とケアマネジャーさんから私に連絡がありました。
聞くと訪問看護は水疱の処置だけをしには来ないという。

西日本1広い町
私の住む広島県山県郡北広島町は市町村の単位でいう町のレベルでは西日本1の面積の町です。人口は約17,000人。南は広島市に隣接しております。
そんな北広島町には訪問看護ステーションは2件(うち1件は出張所)です。開業医の往診はあります。
訪問看護ステーションがカバーするエリアが広いので1件訪問の移動距離も長いです。町内の訪問看護ステーションでは間に合わない時は北広島町外(広島市北部)の訪問看護ステーションに依頼することになります。広島市北部のステーションからだと更に遠くなる地域もあります。約35kmの距離を移動して足の水疱の処置だけして帰るのは不効率なのは確かですね。

そこで私への依頼となったわけです。
保険外サービスになるので実費を請求する旨を利用者さんに伝えて了承を得て、サービス開始となりました。

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