てごナースが訪問看護ステーションを開業しない理由について

訪問看護ステーション、看護師の開業権

開業権の無い看護師が開業出来るのが訪問看護ステーションやデイケアです。ん?開業権が無いのに開業出来てますよね。このあたりは法律が時代に合ってないのだと思います。開業出来るなら保助看法上、開業出来るとうたわないとなりません。しかし、保助看法は昭和23年に施行された法律です。訪問看護ステーションが出来始めたのは2000年の介護保険法が出来てからです。そもそも訪問看護ステーションの法的な根拠は介護保険法、看護師の開業権の法的根拠は保助看法、と歴史も法律も異なることが看護師の開業権について曖昧にしています。当然昭和23年には訪問看護ステーションは想定されていなかったので仕方ないとは思います。

訪問看護ステーション開業は面倒だった

私が訪問看護ステーションを開業しない理由はコレです。公的な保険を使うモノなので当然ですが、「始めまーす、はいどーぞー」とはいきません。お国の大切な保険料に関わる仕事なのですから、それは当たり前ですよね。訪問看護ステーションにの開設については詳しい手順などネットやYouTubeでお調べ下さい。                      簡単には①法人を設立する②事務所を設立する③ 必要人員を確保する④ 事務所の備品を準備する⑤申請書類を提出するなどです。まず①の法人の設立からしてつまずきます。法人格って何ですか?パパっと正確に説明出来る人います?自分で法人設立経験がある人いますか?登記って何?私も多少の知識はあるつもりです。しかし、曖昧で未経験です。なんせ個人事業主になるのも初めてですから。そして⑤の手続きです。私はコレが大の苦手です。役所に提出する書類は何であんなに分かりにくく、同じこと何箇所も書いて印鑑ついて何枚も準備しないといけないんですかね。準備しても不備があれば突き返されます。文字も小さく最近は老眼で見えにくいです笑   他の項目もいちいち決まり事が細かく決められています。一つ一つをクリアしてステーション開設する力量は私にはありません。途中で放り投げるのが目に浮かびます。

唯一簡単にクリア出来る項目

そんな私にも一つ簡単にクリア出来るのは人員確保です。看護職員(看護師または准看護師、保健師) … 常勤換算で2.5人以上という決まり。一般的にここが一番クリアしにくいらしいです。人集め。   我が家は私、妻、母と看護師なので家族で3人確保出来ます。なので我が家の実情を知っている人達からは「何故訪問看護ステーションじゃないの?訪問看護ステーションをやったらいいのに」と言われます。 世の中の訪問看護ステーション開設してる人で全て開設手続きを自力でやった人はどれほどいるのか知らないけれど単純に尊敬します。

お金もかかる

ネットで調べると訪問看護ステーション開設には700〜1,000万円程度必要とされています。そんなお金は持ち合わせておりません。借金してまでやろうとも思いません。そんなお金があったら築40年の我が家の屋根瓦をやりかえます。もう10年くらい前から勧められててなかなか重い腰が上がりません笑 400万円くらいかかるらしいです。話が脱線しました。それだけの経費をかけて果たして費用対効果はどうなのだろう。ネットによりますと世の訪問看護ステーションの7割は赤字だとか。患者獲得に営業活動に奔走している管理者も知っています。そこまでして訪問看護ステーションをやる熱意は私にはありません。やるなら蕎麦屋がやりたい。単なる憧れ。そもそもソーシャルビジネスを目指す私にとって訪問看護はそのひとつの分野にしかならず、活動が縛られるからやらない。

結論                 私が訪問看護ステーションを開業しない理由は手続きが面倒でお金がかかるから

以上となります            次回は保険外サービスについて記します おわり


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